ゾンビ屋れい子/百合川サキ編(三家本礼)
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256 名前:ゾンビ屋れい子 1/3 :2012/07/18(水) 20:59:19.63
- 声の届く範囲の死体をゾンビ化する力と、驚異的な戦闘力を持つ死者「百合川サキ」を地獄から呼び出し
使役する力を使い生業とする巨乳女子高生れい子が主人公の漫画における1エピソード
コミックスを初期のしか持ってないから小学生時代に立ち読みした記憶のみでうろ覚え生前29人の幼女を「妹」として誘拐し、拒絶されると殺害していた殺人鬼百合川サキ
その最初の被害者であり、サキの実の妹百合川みどり
サキの被害者のうち彼女だけは死亡しておらず植物人間となっていたが、十年の眠りから唐突に意識を取り戻す
16歳としても成熟した体と6歳の精神を持つみどり
彼女を哀れに思った女医は彼女を献身的にサポートし、治療の一環で娘の夏実と引き合わせる
優しい女医と姉御肌の夏実に姉から虐待まがいの扱いを受けていたみどりはすぐに懐いた
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257 名前:ゾンビ屋れい子 2/3 :2012/07/18(水) 21:13:06.03
- そんなある日みどりが親子と共に本屋へ行くと店員が唐突にみどりの首を締めてくる
店員はサキが惨殺した娘の親であり、みどりはサキと瓜二つだったのだ
それを見て夏実はあっさり「なんで人殺しの妹って言わなかったの?そんなやつと話すとか冗談」とみどりを拒絶する
みどりにはなんの罪も無いどころか被害者なのだと女医は言うが夏実は取り合わない落ち込むみどりは夏実のおとしものに気づき、それを持っていけば仲直りできると女医の家を訪ねる
しかしみどりを見て不快に思った夏実は「なんで会いに来るんだ」「コレはあんたが盗んだのか」と激昂
いじめられっこな上に精神的には6歳のみどりは「夏実お姉ちゃん」にビビって否定もできずオドオドするだけ
誤解したままの夏実はみどりに手をあげるが、そこでみどりのトラウマにスイッチが入り、キレてしまう
「みどりをいじめるお姉ちゃんなんて死ねばいいんだ」
女医が帰宅するとそこには夏実の惨殺死体
実はみどりは脳にショックを受けた影響で運動神経に異常をきたしており、ハルクみたいなパワーを発揮できる
幼い精神で癇癪をオーバースペックな身体能力で行ってしまったのだ
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258 名前:ゾンビ屋れい子 3/3 :2012/07/18(水) 21:44:53.10
- 逃走するみどりの捕獲を依頼されるれい子。事態は一刻を争っていた
みどりが娘を殺したと知った女医が自殺をはかり、特殊な血液型を持つ女医に輸血出来るのはみどりだけなのだ
ゾンビのサキを使えばトラウマを残すみどりは簡単に屈服させられるが、
同じく姉から虐められたれい子は説得を選択する
女医の現状を聞いたみどりはれい子が自分を騙しているのではと疑うが、
大好きな女医が死ぬかもという恐怖かられい子に従い女医は一命を取り留める意識を取り戻した女医にみどりは号泣しながら「ごめんなさい」と懺悔する
女医は優しくみどりをなだめながら事情を聞き、みどりは促されるまま心情を吐露した
「知らない大人が襲ってくるのが怖かった」「優しい夏実お姉ちゃんが豹変したのが怖かった」
「夏実お姉ちゃんに暴力を振るわれるのが怖かった」「それで、それで…」
自らの罪深さに震えるみどり
「それでうちの娘を殺してくれたってのね?」
涙するみどりの首にメスが突き立っていた。最初からこうすることを狙った捨て身の復讐計画だったのだ
「所詮あんたは百合川、人殺しの薄汚い女の身内」と
今まで周囲から何を言われてもかばってくれた女医から同じことを聞かされるみどり
「あんたなんかの小便臭い血が体に流れてるだけで体に蛆がわくわよぉおおおっ!」
自らの首にも刃を突き立てる女医。みどりはどうしても助けたかった人が
自分を罵倒しながら死にゆく様を見ながら絶望して失命した。みどりの事件の顛末を目の当たりにしたれい子は
「みどりはもう一人の私だ。もし、みどりと違う形で出会えてたら…」と慟哭するのだったみどりも被害者だし夏実の気持ちもわかるし女医としても実の娘を面倒見てた患者に殺されたら殺意倍増だよなと
ベタだがこの手の話はやるせなさがひどい