鬼狩獣(矢野健太郎)
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288 名前:1/3 :2012/08/26(日) 21:48:57.84
- けっこう昔のマンガなんだけど、
「鬼狩獣」(矢野健太郎)のエピソードのひとつ「吸精鬼」が後味悪かった。
主人公の獣吾は「鬼狩り」一族の末裔。普段はホームレスとして放浪しながら、鬼や妖怪を退治している。
あるとき、獣吾はソープランドから出て来た男がゾンビ化するのを目撃する。
どうやら、ソープ嬢の1人が吸精鬼という妖怪で、
客の生命エネルギーを搾り取って殺害した後、傀儡の術で操っているようだ。
獣吾は、犯人であるソープ嬢を見つけ出し、追い詰めると命乞いをされる。
「私だって、好きで鬼になったんじゃない!」
彼女の話によると、元は一流会社のOLだった。
しかし、社員旅行の宴会で酔っ払った常務に押し倒され、レイプされてしまう。他 の 社 員 た ち も 見 て い る 前 で 。
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289 名前:2/3 :2012/08/26(日) 21:50:47.98
- 皆、上司を恐れ、誰も止めてくれなかった。
そのときのショックで男に強い怨みを抱くようになり、鬼として覚醒してしまったのだ……
彼女の言い分に獣吾は溜め息をつく。
「だからと言って、関係のない男たちを殺していい理由にはならないだろうが」そして、この後のセリフが酷い。
「だいたい、そんな話、珍しくはないぜ。女性社員なんて、会社にとっちゃあホステスみたいなもんだ。
学歴なんて関係ない。一流と呼ばれる会社ほどそうさ。
社会に出る前に、酔っ払いのあしらい方も勉強しておくんだったな」
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290 名前:3/3 :2012/08/26(日) 21:52:19.57
- この漫画が連載されていた当時は、
『女性社員なんて、結婚するまでの腰掛け。お茶汲みくらいにしか使えない』なんて考え方も少なからずあったし、
セクハラなんて概念すら無かった。
とはいえ、主人公がOLをホステス扱いすることや、上司の公然レイプを正当化するのはあんまりだと思った。
それもわざわざ長いセリフで。