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313 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/07(日) 05:54:57.46
昔話より「笹無山」

昔、藤戸という所に与助という大変親孝行な漁師が老いた母と2人で暮らしていた。

ある冷たい雨の降る冬の日、1人の武将が与助に浅瀬の場所を訪ねた。
与助は丁寧に教えてやったが、武将は、海に目印の竹を立てて欲しいと言う。

与助は親切心と、褒美で母に楽をさせたい気持ちから、それを引き受けた。


314 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/07(日) 06:19:12.06
与助は身を切るような冷たい海に入り、一生懸命作業をした。
全てが終わった時、佐々木と言う名のその武将は口封じの為与作を切り捨てた。
一晩与作を探し歩いた母は、浜に打ち上げられた与作の亡骸を見つけた。
息子にとりすがり号泣していた時、他の村人から武将の話を聞かされた母は、
「佐々木と言えば笹まで憎いわ!」と叫びながら、裏山に入り、笹を引きちぎり始めた。

315 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/07(日) 06:32:44.67
母親は全身血まみれになっても笹をむしり続け、とうとう全ての笹が無くなってしまった。
後にこの話を聞いた武将は、与助の供養の為にお堂を建てたが、
それ以来裏山には笹が生えず「笹無山」と呼ばれるようになった。

316 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/07(日) 06:50:50.27
この話、婆ちゃんも狂ってしまってすぐに亡くなってそうだし、
佐々木って武将は、舟が無く平家を攻めあぐねてた義経に進言して、普通に出世してるんだよね。
晩年もお堂を建立出来るくらい裕福だった訳で。呪いが発動するのが笹だけって…。

320 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/07(日) 08:32:45.44
>>316
最期に執着したのが佐々木氏自身ではなく“笹”だからな
あったじゃん、打首にされようとする男が「お前を呪ってやる」
→「じゃあその証拠に首になってそこの岩に齧りついてみせろ」
→最期の執着が自分を殺す相手ではなく岩になったせいで呪い回避

321 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/07(日) 09:02:20.71
>>316
佐々木なのに笹だけ憎んで木は憎まなかったのか・・・。
木はホッとしてんだろうな。

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