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702 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/23(火) 15:35:04.63
ネタバレ有り。
トニー・スコットの『アンストッパブル』は基本的にはスリル満点で
わっくわくの傑作なんだけど、エピローグがちょっと……。

ストーリーはシンプルで、無人列車が人為ミスで暴走しました!→どうにか止めろ!っていうパニック物なんだけど、
憎まれ役として「ガルビン部長」っていう鉄道会社の偉い人が出てくるのね。
パニック映画につきものの「事態をどんどん悪化させる」役回りの人なんだけど、
彼の場合、言ってることやってることがいちいち理に適ってるのよ。

暴走列車の進行方向って言うのが、
A【畑が広がり人口の少ない農業地帯】→B【小規模な都市】→C【大都市(終点)】
って感じなんだけど、まず管理センター長のお姉さんが
「市街地に入る前に、人的被害の少なくて住むA地点で列車を脱線させましょう!」
ってガルビンさんに提案するんだけど、その列車の車両自体が
高価&貨物や有害な化学物質をいっぱい積んでるってこともあって、
会社上層部としては列車をブッ壊して止めるプランはなるべく最終手段にしたいってことになる。
で、代わりにガルビンさんはヘリから操縦士を飛び移らせたり、
前に別の機関車を回り込ませてぶつけてブレーキかけさせたりと、まぁ穏便な策を立てて実行する。


703 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/23(火) 15:37:11.89
でもそれが失敗しちゃって、結局B地点で、「大都市に行く前に」と脱線作戦を試みる。
でも、脱線させる装置も不発でこれまた失敗。
すると、デンゼルワシントンともう一人の主役コンビが、
「お偉方なんてアテにならねえ俺たちが止めてやるぜ!」と、自分たちの運転してる機関車を
暴走列車と走ってるまま連結して無理矢理ブレーキをかけるというイカれたことをしようとする。
※彼らがやろうとしてるこの計画は、作中でも鉄道局の人に「上手くいくかは五分五分」と言われてるリスクの高いもの

当然、ガルビンさんはリスキーすぎると反対し、計画を中止するようセンター長に言うが、
センター長はデンゼルたちを信じてるのでガルビンさんとの連絡無線を一方的に切ってしまう。
で、結局この二人他、現場の職員さんたちの
「命令を待たず、自分で機転を利かせた行動」のおかげで列車は止まってめでたしめでたし。
クビが宣告されていたデンゼルは解雇通告を取り消され、センター長のお姉さんも出世してハッピー。
一方、ガルビンさんは事件の責任を問われ解雇されましたとさ、っていうエピローグが付く。

おかしくね? ガルビンさんはガルビンさんで彼なりに列車止めようと頑張ってたし、
デンゼルたちの行動は「危険な暴走」以外の何者でもなくて管理職として止めて当然だし……
上層部が彼に責任の一切合切押しつけて尻尾切りしたようにしか見えない上、そうされて
「ざまぁw」と思えるほどガルビンさん悪者に見えない。
このエピローグなきゃもっと気持ちよく映画見終われたのに……。

 

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