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505本当にあった怖い名無し:2012/12/31(月) 02:30:41.91
むかしに図書館で読んだアメリカの小説が児童向けに見せかけてすげえ鬱だった。

気が弱いけど理科の勉強が得意な小学生のジョン。
ある日、ジョンの担任教師が産休を取り代わりの先生がやってくる。
代わりの先生は年嵩でのっぽで目がぎょろりとしていて、
母子家庭で育ち大人の男性に慣れていないジョンは少し彼を怖く感じる。
新たな先生は変わり者だった。
科学的思考を何より好み、宗教の関係で他の教師が触れたがらない進化論や
宇宙の起源についての知識をとうとうと熱っぽくジョン達に語った。
彼は大多数の子供や保護者から不評だったが、ジョンは知的好奇心を満たしてくれる彼の話を密かに楽しんでいた。
そしてどうしても続きが気になる話があった時は勇気を出して放課後に聞きに行った。
彼はジョンの質問にいつも真摯に答えてくれた。迷惑じゃないかと聞くと
「科学者になるなら神にも遠慮はしてはならない」とジョンの目を見て言った。
ぎょろりとした目は相変わらず怖かった。くすりと笑いもしないから親しくなったとは言い難かった。
少なくともジョンはそう思った。
テストの日が近づき、ジョンは先生からしばらくは放課後に来ないように言われる。
これはジョンが他の生徒からひいきだとやっかまれないようにとの先生なりの心遣いだったが、
気の弱いジョンは嫌われたかと落ち込む。
テストが終わったらまた来てほしいと言った先生の、ぎこちない笑顔もうつむいたジョンには見えなかった。


506本当にあった怖い名無し:2012/12/31(月) 02:32:32.34
帰宅したジョンは暗い気持ちで日課の科学実験ごっこをはじめるが、
その時になにかの手違いで妖精を捕まえてしまう。
妖精は、自分はジョンの悲しみに呼び出された存在でありジョンの願いを叶えることが自分の使命だと語る。
ジョンは先生が自分に優しくしてくれるようにと頼む。妖精は「優しく」とはどんなものかと聞き返す。
妖精はまだ生まれて日が浅く、人間の感情についてあまり詳しくなかった。
「かんたんにいうと僕のことを好きってことだよ」「好き、ね!それなら分かるわ」

次の日から先生の様子は明らかにおかしくなった。
先生は自分からジョンを放課後の理科室に誘うようになった。
ジョンは魔法のおかげだと喜んだが、先生は以前のようにジョンの質問にテキパキと答えることはなく、
少し赤くなった目でジョンを睨んだかと思うとずっと黙ってしまったりしてジョンを当惑させた。
その後も廊下でいきなり肩を掴んできたかと思えばすぐに手を離して走り去ってしまうなど、
不可解な言動が続き、遂には学校にも来なくなった。
ジョンは妖精に文句を言う。好かれるどころか逆にもっと嫌われたと。
意地になった妖精は更に強い魔法を先生にかけるから安心しろという。
翌日の朝、バスを待っているとそこに先生がいた。
先生はジョンを自宅へ誘う。本物の実験装置があるから見に来ないかと。


507 本当にあった怖い名無し:2012/12/31(月) 02:33:50.99
やっと魔法がきいたんだと思ったジョンは先生の車に乗る。先生は助手席のジョンの手を握った。
先生の自宅に入ると先生は無言でジョンをハグした。ジョンは先生のズボンの一部が固くなっているのに気づいた。
幼いジョンはそれを車のカギでも入れてるのかなと思った。
先生はジョンのシャツに手を入れようとした、そして死にかけたような声を上げてジョンを突き飛ばした。
「出ていけ、悪魔め!!!」
ジョンはそれを自分に言われたものだと思った。
ショックの中逃げ出したジョンが最後に聞いたのは泣きながら神に許しを乞う先生の声だった。
嘘をついて学校を休んだジョンは、その晩母親から先生が自殺したことを知らされる。
ジョンはベッドで泣きながら妖精を呼んだ。妖精は次は上手くやってみせるからとジョンを慰める。
それなら、とジョンは最近よく母が家に連れてくる男性のことを思い出す。
ジョンは前にその男に誘われてキャッチボールをしたが上手く出来なかった。嫌われたかもしれない。
「あの人が僕を好きになってくれますように」「わかったわ。うんと強い魔法をかけてあげる」

先生が死んだとこで充分後味悪いのに、性欲と愛情の区別がついてな妖精がまたやらかして終わり。
ジョンが人間関係を構築する努力をしないのも悪いんだろうけどその後を想像するとウボァとなる。
風変わりな先生と優しい少年の友情物語を期待していたのに…


508 本当にあった怖い名無し:2012/12/31(月) 04:09:12.28
ほんとに児童向けなの?
股間を硬くしてってあんた・・・

509 本当にあった怖い名無し:2012/12/31(月) 10:06:41.17
科学>宗教で神をそんなに畏れてないっぽい先生が最後は神に
許しを乞いながら自殺したのが印象的だね

514 505:2012/12/31(月) 10:51:28.98
>508今思えばあえて児童書っぽい装丁にした悪趣味な本だったのかも。
訳文もなんかひらがなが多くて優しい雰囲気だったからだまされた気分だったよ。

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