ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その136 » ダークネス・イン・ザ・ダーク/東方Project二次創作(やまむね)

661本当にあった怖い名無し:2013/01/07(月) 00:25:00.61
東方の二次創作から一つ
興味なければスルーしてくださって構いません。

原作は人間と人外(妖怪やら神様やら)がそれなりに共生してる世界観。
あくまで「それなりに」なので、人間を敵とか食料として見てる人外もいるわけで、
少女Aもそういう人外の一人だった。
ある日Aは、襲って食った人間が持っていた本に興味を持ち、
通りがかった女性Bに読み書きを教えて欲しいとねだる。
BはAに読み書きを教えるが、その飲み込みの速さと知的好奇心に教育者としての血がうずく。
(Bは人間の味方をしている人外で、人里で教師として働いている

Bは読み書き以外にもいろいろな知識をAに与え、Aもどんどんそれを吸収していく。
教育者としてこれ以上はない幸せを噛み締めるBだが、次第にAに異変が。
道徳心や倫理観をも学んでしまったAは、自分が人食いであることを嫌悪し、
罪の意識に苛まれるようになり、だんだんと精神を病んでいく。

そんなAを見ていられなくなったBは、自分の能力である
「既に起こった出来事(歴史)を”食べる”」力を使い、
Aに読み書きを教えた以降の日をすべて無かったことにしてしまう。
与えた知識をすべて忘れ、元の能天気な人食いに戻ったAを見つめながら、Aの言葉を思い出すB。

「愚かで血に塗れていた昔の私に戻れというのですか?」
「食欲にまかせて人間を食い漁る卑しい妖怪に!」
「先生は私を助けたいんじゃない、自分が楽になりたいだけだ!」
「いやだよ、先生助けて……」

最後にBの
「Aとの歴史は 涙が出るほど美味しかった」
というモノローグで終わり。

なるべくしてなった結末なのかもしれないけど、何とも切ない気分になった。
長文失礼しました。


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