ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その136 » 【紅魔】繰り返す日常(しろし)

6801/2:2013/01/07(月) 15:16:44.69
「東方project」は同人作品として作られたシューティングゲーム。
シリーズとして長く続いており、
原作者が全面許可しているため二次創作が盛んなことが特徴です。

そんな東方の二次創作漫画からもう一つ。
「繰り返す日常」というタイトルで、とある洋館の住人たちにまつわる話。

当主の大親友だった魔法使いが亡くなるところから話は始まる。(死因はたぶん寿命
使い魔として魔法使いの身の回りの世話なんかをしてた女性は、
ショックでそれを受け入れられず、魔法使いが着ていた服を着て、
口調や食べ物の好みなどにおいて、生前の魔法使いを模倣するようになってしまう。
当主に「いい加減にしろ、お前のやってることはただの自己満足だ」と叱られ、
そんなの分かってますと泣き崩れる使い魔。それから数日後、
使い魔は置き手紙を残して失踪。
使い魔にとっての主人はあくまで魔法使いであって当主じゃないので、
今頃は魔界に帰ったか、”魔法使いのところに行ってる”だろうよ…と当主は言う。

読書家だった魔法使いに敬意を示し、読書タイムを設けることにした当主。
当主の妹は魔導書にのめり込み、元々才能があったらしく魔法使いとして成長していく。
そんな折、妹がなついていた館の門番が死亡。(これもおそらく寿命によるもの
蘇生魔法を覚えて門番を生き返らせようとする妹だが、
勉強すればするほど「死者は蘇らない」という真実に近づいてしまう。
もう無理だと悟った妹は門番の後を追い、首を掻き切って自殺。


6812/2:2013/01/07(月) 15:17:23.11
館に残ったのは当主と、その側近であるメイドの二名のみ。
メイドは館の住人たちの中で唯一の人間だったが、魔法使いが亡くなった頃どころか、
館に勤めるようになった頃から、外見が全く変わっていない。(10代後半くらいに見える
どちらが妖怪か分からないと言う当主に対し、それでも自分は人間だと返すメイド。
メイドの外見が変わらないのには理由があり、
彼女は時間を止める(周りが静止してても自分は動ける)能力を持っていた。
その力の使いすぎで正常な時の流れから取り残され、
結果として肉体の成長が止まってしまったらしい。

かつて当主はメイドに「不老不死になっていつまでも一緒にいてくれないか」と持ちかけ、
メイドは「自分はいつか死が来る人間だ、けれど生きている間は一緒にいます」
と答え、当主もその答えに満足した。
だが、一切の変化のないまま何百年と過ごしている
メイドはもう「生きている」とは言えない。
まさか自分のほうが先に寿命を迎えるなんて滑稽だ…と言い残し、
メイドの目の前で倒れこみ動かなくなる当主。

当主の死をきっかけに、一人残されたメイドは完全に精神を病んでしまう。
いつしか彼女は「白い髪の悪魔」(メイドは銀髪)として怖れられ、
館には誰も近づかなくなる。
閉鎖された館でかつての住人たちの名前を呼びながら、
誰もいないテーブルに6人分の食器を並べ、
「いただきます」と微笑するやっぱり外見の変わってないメイドの姿を映して終わり。

メイドって不老にはなったけど不死とは言われてないんだよね
当主が死んだあと後を追うことも出来たかもしれないのに、
みんながいた頃の幻想に閉じこもる方を選んじゃったあたりがなんとも。


682 本当にあった怖い名無し:2013/01/07(月) 17:20:51.71
>>680-681
紅/魔/館の寿命ネタは割と東方二次では定番だけど
最後まで生き残るのが(「人間」のままの)メイド長というパターンは初めてだな。

685 本当にあった怖い名無し:2013/01/07(月) 18:43:12.26
>>681
「いただきます」って言ってるのに、皿の上に何も乗ってないんだよな
何故かそれが物凄くぞっとした記憶が

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