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62大地1:2013/01/18(金) 21:50:53.02
パール・バックの「大地」

主人公Aは貧しい農家の出身で、結婚式の当日に特別にお風呂に入り、
薄いお茶を飲めるくらいの赤貧洗うがごとき男。
妻BはそんなAを支え、共に野良仕事に励み、立派に子供(跡取り息子)を成す。
しかし、Bは痩せっぽちでお世辞にも美しいとはいえない女。
Aはもとは貧乏でもポテンシャルのある男なので、Bの助けもあり、
どんどんと所有地を増やし、大地主へとのし上がっていく。
金に余裕ができたAは遊郭へ通う様になり、
初めて美しい女がどんなものであるか知るようになる。
Aを特に魅了したのは、遊女の纏足した可憐な足だった。


63大地2:2013/01/18(金) 21:53:25.22
Aはお気に入りの遊女Cを身請けして、屋敷に住まわせる。
Cには美しい衣装を与え、なにもさせずに豪奢な生活を送らせる。
Aはだんだん、醜く足も大きく野良仕事にやつれ果てたBがうとましくなる。
Bもその事を感じ取り、傷つく。
Bの大きい足をなじるAに「娘には纏足をさせます。」とまで言う。

年月が経ち、年老いたBは最期の時を迎える。
病に浮かされてBはうわごとを言う。
「私は醜いし、足も大きいですが、あなたの息子を立派に産み、育てましたよ。忘れないで下さい。」

AもBに支えられ、立派に跡取りまで持つ事が出来た事を感謝する。
しかしAは、Bの病にやつれた顔を見て「なんて変な顔なんだろう。」と思うのだった。


64 本当にあった怖い名無し:2013/01/18(金) 22:01:46.46
さんざん支えてもらっておいて、それはないだろよ、
という後味悪さでした。

余談ですがCはその後、贅沢な生活と飽食と運動不足(纏足してるから当たり前だ)
がたたり、激太りして男達に支えられないと歩けないような有様になります。
若い頃に華奢な人って筋肉がないから、年取ると激太りしますね。


66 本当にあった怖い名無し:2013/01/18(金) 23:01:02.66
>>62
自分も纏足で「大地」思い出したよ
でも自分の印象では主人公は妻が美しくないことを折々に不満に思っていて、
妓女を家に入れたり、最後まで彼女に可愛がる女としては見られなかったりしてたけど、
あの当時の妻への扱いとしては穏当な方だったし、
最期もどんな大金を払っても妻の命を助けてくれるように医者に頼んだりしてはいる

自分的に後味悪かったのが、主人公夫婦がそれこそ飢え死に寸前になったり、乞食になったり、
生まれた子を間引いたりして、辛酸を舐めながらも、ただ(大地)土地に拘り、
増やしていったのに、育った息子達が「土地だけは手放すな」という危篤の父の枕元で、
早速、土地を切り売りする相談を始めている辺りだったな
後、富の基礎になったのが、どさくさ紛れに金持ちから略奪した宝石って辺りも、
世情や時代もあるんだろうけど、どうなんだよとw


67 本当にあった怖い名無し:2013/01/18(金) 23:06:14.62
>>66
主人公に妻の価値がわからないように、
息子たちには大地の価値が分からないってことかな
もどかしいね

 

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