女性自助サークル

621/2:2013/02/24(日) 09:08:06.41
ファイトクラブの作者の別の小説の中の1エピソード。

レイプや性的虐待を受けて傷ついていたり、そうでなくても
女性として生きにくさを感じてる女性達の自助サークルがあった。
みんなで自分の体験談を披露しあって、癒し合うみたいな目的のサークル。

ある日、そのサークルにニューハーフが入り込んで来た。
もともと男に傷つけられてる女性達の集まりなので、会の中の男の存在は堪え難い。
そこで女性達は、ニューハーフと言えど男には違いないので、出て行って欲しいとお願いする。
しかしニューハーフは、自分は女だと言い張って出て行こうとしない。

ニューハーフが、セクシーな服にばっちりメイク、完璧に決まった髪型、など
雑誌から出て来たような格好をしてるのも女性達の気に触った。
マスコミが作った虚像の女をなぞっているからだ。


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どんなに女性達が出て行って欲しいと頼んでも、ニューハーフは
「だって私は身体も手術で女にしたから、女だ。」と言い張って出て行かない。
いらだつ女達。

そのうちに一人の女が、
「だったらお前の身体がどれほど女なのか確かめてやる。」
と言い出す。他の女も同調する。
手術で作った女の部分を私達に見せてみろと。

女達は嫌がるニューハーフを机の上に押さえつけて、
下着を引きずり降ろした。そして、股のあいだをじろじろ覗き込んだり、
局部を触りながら構造を確かめたりした。
誰かが懐中電灯まで持ち出して来て、局部を照らし出した。
ブラウスの前もはだけさせ、乳房を露出させた。

あまりの屈辱に号泣するニューハーフ。

女たちは惨めな格好のニューハーフをあざ笑う。

もともと、男達に性的暴力を受けて傷ついた女性達のはずなのに、
巡り巡ってやってることは暴力的な男と同じなのが後味悪い。