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342本当にあった怖い名無し:2013/06/14(金) 00:16:09.96
「中春こまわりくん」という、「がきデカ」の十数年後を舞台にした作品がある。
かつてのキャラが大体ロクな将来を迎えてないという時点で後味悪いのがあるが、
それとはべつに後味悪かった話。

あるところにひと組のとても仲の良い老夫婦がいた。
ラブラブというより、互いが互いを尊敬し合っているかのような雰囲気を感じさせた。
夫婦の友人達はその夫婦を羨み、いつか訪れるであろう死別ですら、
この夫婦だとそれは美しい情景になるだろうと思わされた。

しかし、ある日夫婦に悲劇が襲う。
妻の方が痴呆症になってしまうのだが、それ以来妻が夫に対して暴力を振るうようになった。
それまで物静かで優しそうで決して暴力など振るうところを
想像もできなかった妻の変わりように驚く友人達。
「病院か老人ホームにでも入れた方がいいのではないか」と進言する友人達だったが、
夫は「妻は自分が面倒を見る」と妻の暴力に耐えながらも、世話を続けた。

ところが、ある夜、夫が眠っている隙に妻が包丁を手に襲いかかってきた。
その事件をきっかけに妻は病院へ強制入院させられる。
そして、夫は傷自体は生命に別状なかったものの、
その事がショックだったのか、事件の数日後に自殺をした。

友人達は誰もが幸せな結末を迎えるだろうと思っていた夫婦の末路に悲しみ嘆いた。
そして、何故痴呆症になったからといって、急に暴力を振るい始めた妻に疑問を抱いた。
ある人は
「実は夫は誰も見ていないところで妻を虐待しており、
痴呆症をきっかけに妻はそれまでの復讐に出たのではないか」と言う者もいた。
しかし、夫婦を知る者は「あの仲睦まじい夫婦に限ってそんな事があるはずがない」と言い切った。

結局、全ては謎のままだった。
そして、今も妻は夫が死んだ事も知らずに入院しているのだ。


343本当にあった怖い名無し:2013/06/14(金) 00:24:55.38
痴呆の老人は何しでかすか分からないからなー…
爺ちゃんは病院脱走して隣町にいたし

後味悪い
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