三丁目の夕日/コスモスの花(西岸良平)
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876:1/4:2013/07/05(金) 23:36:31.80
- 三丁目の夕日のとある一話。
A子とB子は一卵性のふたご。
二人の見た目はそっくりだが、
A子は活発で現代的(当時としては)な性格・
B子はおしとやかで女性らしい性格と対照的な性格。
高校卒業後の進路も、「これからは女性も社会進出してバリバリ働かないと!」というA子と、
「進学や就職はせず、花嫁修業を頑張るわ」というB子とこれまた対照的。
そんな正反対の二人だけど、とても仲の良い姉妹だった。
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877:2/4:2013/07/05(金) 23:38:05.62
- OLになったA子は社会の厳しさに打ち砕かれそうになるが、
毎朝駅で見かける素敵な男性(C男)に恋をし、それを励みに毎日頑張る。そんなある日、B子が何やらとてもご機嫌な様子である。
A子が理由を聞いてみたら、
「料理教室に行こうとしていたら、駅で素敵な男性に声をかけられたの…一目惚れだって。」
しばらくして、A子がB子より紹介されたのは、自分が恋をするC男であった。
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878 :3/4:2013/07/05(金) 23:39:35.29
- 「仕事のある日は毎日駅を利用する自分と、たまの料理教室の時だけ駅を利用するB子。
C男が最初に一目惚れした相手は本当は自分で、
声を掛けようと決めた時に駅にいたのがB子だったのでは…」
と嘆き、一旦はB子を恨むA子。しかしB子の良い所も沢山分かっているので、
C男がいつも駅で見かける自分と間違えてB子に声をかけたのか、
B子自身に惚れて声をかけたのか分からず苦悩する。そんな中でB子はC男と結婚し、のちに男の子を出産する。
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879 :4/4:2013/07/05(金) 23:41:49.03
- 相変わらずA子とB子は仲の良い姉妹だし、
A子は甥のことも可愛がるのだが、やはりC男のことを忘れられない。
A子は晩婚(当時として)と呼ばれる歳まで結婚せず、
やけくそで親の薦める見合い相手と適当な気持ちで見合い結婚する。
ところがその相手はA子のことを本気で愛してくれる優しいお金持ちで、
ようやくC男への想いが消え、A子は新しい幸せを掴む。精神的にも経済的にも幸せな日々を送るA子だったが、
ある日衝撃的なニュースが届く。C男が事故死したのだ。
それからしばらくして、A子の家に遊びに来るB子。
社会に出たことがないため苦労したが、なんとか今は化粧品のセールスで食べていけること。
息子も健気に頑張っていることなどを語る。
A子はそれを聞き、
「私達はふたごなのよ。これからも手を取り合って生きていきましょう…!」と言い、
B子も感動するという場面がラストシーン。今手元に単行本がないので間違ってる部分もあるかもしれないけど、大々こんな感じ。
結局C男が駅で一目惚れした相手は?とか、
「A子もB子も幸せになりました」じゃ駄目なの?とか、
好きな作品なんだけどモヤモヤが残る。