ホーム » 小説 » 小説/た行 » 刺青白書(樋口有介)

11本当にあった怖い名無し:2013/07/11(木) 00:00:18.33
樋口有介 「刺青白書」2000年

主人公の女子大生(鈴女)の中学時代の同級生が連続して殺された。
一人は売り出し中のアイドル(真弓)、
もう一人はテレビ局にアナウンサーとして内定が決まった女子大生(牧歩)
鈴女は牧歩の死亡当日に偶然会ったこともあって独自に調査をする。

事件を調べるうちに死んだ二人には
同じ刺青を中学時代に彫っていたことが解り、
さらにもう一人同じ刺青をしている子がいたと判明した。

そのもう一人が犯人(光子)なんだけど
その動機がすごく後味が悪かった。


12本当にあった怖い名無し:2013/07/11(木) 00:12:23.16
中学時代、真弓と牧歩は吉永理恵という女の子にいじめられていた。
それを何とかしてほしいと頼まれた光子は理恵と喧嘩をしてしまう。
それは唯の喧嘩だった訳だが何故かそのすぐ後に理恵が自殺してしまう。
遺書が残されておりその中には
自分が光子に酷いいじめを受けておりそれが原因だとかかれていた。

理恵の父親(吉永)は売れないジャーナリストで
そのことを学校やマスコミに訴え大騒ぎにする。


13 本当にあった怖い名無し:2013/07/11(木) 00:15:07.83
学校側はもちろん調査したが
喧嘩をしていたという事しかもちろんわからなかった。
光子と理恵が喧嘩したその場には真弓と牧歩もいたが
二人はそのことを言わないで欲しいと光子に頼む
実際、遺書にも書かれておらず、
手も出さなかったから光子はそれを了承する。
二人は感謝して記念と誓いに同じ刺青を彫ってもおうと提案した。

そのすぐ後に二人は引越してしまう。


14 本当にあった怖い名無し:2013/07/11(木) 00:17:33.57
学校側はいじめの事実はないのでそう発表するしかない。
吉永はそれを無視して光子の父親の会社の取引先にも
執拗にビラなどをばらまき会社は倒産してしまう。

この事件をきっかけに吉永は教育評論家として
有名になりTVなどにも度々呼ばれるほど。

数年後、一家離散した光子は
運送業の兄ちゃんと結婚し子供も生まれる。
しかしその子は心臓を患っていて
高額な治療費が必要になった光子は風俗のアルバイトを行う。


15 本当にあった怖い名無し:2013/07/11(木) 00:20:04.46
ある日、客として吉永がやってくる。
気づいていないそぶりだが吉永は定期的に光子を指名。
店を何回か変えてもすぐに同様に吉永が来店してくる。

絶望していた光子はある日CMに真弓がでていることに気づく。
しかし刺青が消えていた。
アイドルにもアナウンサーにも刺青はあっていいはずがない。
誓いの刺青を二人とも自分の都合で消してしまう。

光子は真弓に会いに行く。


16 本当にあった怖い名無し:2013/07/11(木) 00:22:52.73
二人にとって都合の悪い過去を知っている光子は
もはや迷惑な存在なので
お金を出すからなかったことにしてくれと光子に頼みこむ。
家庭を崩壊させた吉永が有名になり金持ちになり、
自分を裏切ってアイドルと女子アナになった二人が自分に金をくれると言う。

光子は3人を殺してしまう。
我慢しようと努力したが人間には限界があるというのが彼女の犯行動機。


32 本当にあった怖い名無し:2013/07/11(木) 19:09:00.08
>>11
いかにも樋口っぽい内容だよなぁ
女の子が主人公ってのは珍しいけど

 

刺青(タトゥー)白書 (創元推理文庫)
刺青(タトゥー)白書 (創元推理文庫)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...