ドン・キホーテ(ミゲル・デ・セルバンテス)
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796:本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 13:35:06.05
- セルバンテスの大著ドン・キホーテは、最後まで読むと後味が悪いというか寂しくなる話
ドン・キホーテは前編後編に分かれてて、前編は有名な風車との戦いとか冒険の話が中心
たぶんほとんどの場合、この前編を中心にドン・キホーテは紹介されてると思う後編も同じような冒険の連続なんだけど、前編が既に冒険譚として出版され、
その奇行が広く世間に知れ渡ってるという設定で書かれてる
だから冒険の内容もドン・キホーテがドタバタ劇を引き起こすというより、
周囲がドン・キホーテに冒険を与えて見物するって展開が多い前編が登場人物全員一丸となって大騒ぎしてるのに対して、
後編はドン・キホーテ主従が大騒ぎしてるのを周囲は高みから見下ろしてる感じ
そして終盤には家族や友人知人によって故郷へ連れ戻され、
狂気から目覚めて自分の行動を後悔しつつ死んでいく「それが正義だと皆心の底では分かっているけど、口にしないし動きもしない」
って沈黙を破って行動してた前編の快活さが途中で消えてる
その虚しい感じを含めて傑作だと思うけど、あまりに寂しい展開からか
マンガで読破シリーズではオチがそっくり書き換えられた
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797:本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 13:46:10.30
- マンガで読破しても話が違うんじゃ意味ないw
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798 :本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 13:51:19.74
- 高みから、とはいえ
サンチョ・パンサ:
どっかの王侯のネタでどっかの領主にされるが、
意外と知恵を発揮して領民から尊敬される。ドン・キホーテ:
ネタで決闘をすることになるが
(ある女が侮辱されたため侮辱した騎士相手に決闘を申し込む。
王侯は騎士の替え玉を使ってドン・キホーテがこてんぱんにやられるのを楽しむ趣向)
しかし替え玉の騎士が女に惚れてしまい決闘中止。
ドン・キホーテは騎士道精神を発揮して堂々と振舞ったため結果的に感心される。
最終的には正気になるが、国中の皆がドン・キホーテの
珍道中のできごとを楽しんでいたため残念がる。
まともだったサンチョ・パンサも騎士になりきってたドン・キホーテに戻ってほしと懇願する。結末は淋しいが、単にバカにされるわけではなかったような
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799 :本当にあった怖い名無し:2013/08/11(日) 14:05:08.79
- >>798
馬鹿にされてるわけじゃないけど、
出会う人々が端から二人のことを知ってるせいで
見世物っぽくなってたのに最後までもやもやした感覚が拭えなかった・・・
イスラム方とスペインの軍船が戦闘になった時も隅に追いやられっぱなしだったしまぁこんなの個人の受け取り方次第ってレベルなのは確かなんだけどさw