ジョウント・ちぇん(うらんふ)

299ジョウント・ちぇん 1/3:2013/07/20(土) 21:42:07.84
東方projectの二次創作「ジョウント・ちぇん」

妖怪の賢者であるAは「スキマ」と呼ばれる
空間を使った瞬間移動能力を持っていて
Bという式神も持っている
で、そのBがまた式神を使う能力を持っていてその式神がC
AとBは同じ名字なんだがCは名前だけで苗字がない

このCを主役にした二次創作なんだが
Cは自分だけ名字がないから
本当に二人の家族になれているのか疑問に思う
式神の式神だからCには大した力もない


300ジョウント・ちぇん 2/3:2013/07/20(土) 21:43:13.76
ある日帰宅するとBが病気で倒れて、意識を失ってしまった
Aは用事で留守にしていていつ帰ってくるかわからない
人外を治せる医者は一人しか心当たりがないが、
その病院はとても迷いやすい場所にあるので
Cが普通に行ったのでは辿り着けない

CはAの部屋にあるスキマなら病院まで瞬間移動して
医者を呼んで来られるのではないかと思いつく
しかしスキマは危険なもので、
Aにしか扱えないのでCが使うことは禁じられていた
しかしCは家族を助けるためスキマに飛び込んだ

すんでのところで医者は間に合った
帰ってきたAはCを叱るが、BもまたAを守るために
勝手な行動を取ったことを思い出す
「親は子に、子は親に似るのだろう、たとえ血がつながっていなくとも。
 仕方がないか、家族だもんね」と独白するA

いい話で終わったかと思いきや突然背景が真っ暗になる


301 ジョウント・ちぇん 3/3:2013/07/20(土) 21:44:09.66
飛び込んだ先には何もなかった
それどころか五感も体を動かす感覚も何もなくなってしまった
実はスキマに飛び込んだ瞬間にCの体は分解されており
同時にスキマの向こう側に
Cと全く同じ肉体と記憶を持った存在が再構築されていたのだ
そしてCは何もない意識だけの世界に取り残されてしまった
(SF小説「ジョウント」と似た状態)

いくら時間が経っても自分という意識だけがあり
いつしかCは家族のことも自分のことも忘れてしまい、
それでも狂うこともできず永遠に意識だけで存在し続けるのだった


302 本当にあった怖い名無し:2013/07/20(土) 21:47:28.54
スティーブン・キングの「ジョウント」というより、
その元ネタの「虎よ!虎よ!」のジョウント効果、と言って欲しい
オリジナルの方が知名度低いとしたらそれはそれで後味悪い

304 本当にあった怖い名無し:2013/07/20(土) 21:51:06.45
>>302
大丈夫、あとがきにはちゃんとそっちが元ネタだって書いてあった

307 本当にあった怖い名無し:2013/07/20(土) 22:21:59.24
>>301
このスレで知った「案外、長いよ!案外、長い!」のジョウントか

308 本当にあった怖い名無し:2013/07/20(土) 22:23:51.84
>>307
この作品ではアレンジされて
「ここは、ずっと、けっこう、長いよ」になってたwww