ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その141 » スケバン刑事(和田慎二)

324本当にあった怖い名無し:2013/07/21(日) 01:25:16.26
スケバン刑事は設定から各エピソードまでどれも後味悪い

主人公麻宮サキは名うてのスケバンで少年院に服役中。
母親はサキを虐待し、妹は猫可愛がりと差を付けて育てていた。
唯一サキを可愛がってくれていた父親を目の前で
母親は殺害、逮捕され死刑宣告を受ける。

愛憎混じる気持ちを抱えながらも死刑待ちの母親を救うため、
サキは警察の権限を持ち学校や学生に関する事件を解決するスケバン刑事となった。
そんなサキの初めての任務はとある学園で6年前に起こった3億円紛失事件。
(数字はうろ覚えです)
理事長室にあった3億円がほんのわずかな時間になくなっており、
犯人は内部の者で3億円もまだ学園内のどこかにあると思われるが
時効までは数週間しかない。
学園は小学校~高校のエスカレーター式の広大な土地にある。

サキは高校3年のあるクラスに目を付ける。
小学校から持ち上がりでクラス替えがないため、どのクラスも結束は強く仲がよいのだが
とりわけこのクラスは閉鎖的とも言えるくらいだった。
今でも小学校の時に亡くなった担任A先生を慕い、思い出しては啜り泣いていた。


325本当にあった怖い名無し:2013/07/21(日) 01:26:18.11
結果から言えば3億円を盗んだのはこのクラスの生徒全員だった。

当時A先生は理事長と教育方針を巡って対立関係にあり、
理事長はA先生を冷遇し、やがてそれが原因かA先生は死去、
その受け持ちクラスもA先生を慕っていて目障りだったからか
冬場に沼に素足で入らせて沼攫いさせるような様々な嫌がらせをしていた。

そんな中たまたまクラスメート達は理事長室にある3億円を見つけてしまい
それをすばやく持ち去ったために見つからなかったのだ。
3億円はクラスが理事長権限で無理矢理掃除担当にさせられた沼に沈めていた。

それに気付いたサキが揺さぶりをかけて
クラスメート達自身の手で取り出させ事件は一件落着を迎えた。
その後、サキをスケバン刑事にした張本人のお偉いさんが
クラスメートたちの結束力と友情を誉める発言をするんだが、
サキは
「あんなのは友情じゃない。互いが互いを疑いながら監視していただけ」
「仮に友情だったとしても閉鎖的な場所にいたから成り立っていただけのもの」
「これから社会に出る時にその脆さが露呈するだろう」
というような事を嘯く。

サキの背景も後味悪ければ事件の背景も後味悪い。
事件が明るみに出てからのクラスメートたちのその後を考えても
サキの言うように幸せな未来が見えなくて後味悪かった。

 

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