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942本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 00:37:39.49
子供の頃読んだ小学〇年生とかの夏休み付録ホラー漫画

小学生の主人公は父子家庭で父親はヘリコプターの操縦士。
父は息子を夏休み中どこにも連れていってやれないので不憫に思い、
夏休み期間だけとある離島と本土を結ぶ連絡ヘリの仕事を入れ
主人公を丸々島で過ごさせる事にした。
連絡ヘリも週2便しかない辺鄙な田舎だが、自然豊かで
毎日家にいるよりはいいだろうという父の思いからだった。

出発の日、主人公は父が操縦する連絡ヘリに乗る。
フライトは順調だったが、島が近づいてくると父が居眠りし掛けている事に気付く。
驚かせて起こしてやろうと主人公は
父親にポラロイドカメラのフラッシュを浴びせ父無事覚醒。
その後父は主人公を島に残すと本土に戻るが、
主人公は島の同世代の子供たちと仲良くなり虫取りをしたり海で泳いで楽しく過ごす。

しかし主人公は気になる噂話を聞いてしまう。
なぜか島に来るヘリコプターは事故が耐えないと。
ふと島に来る時父を撮影したポラロイド写真を見るとそこには
恐ろしい顔をした髪の長い女が船を漕ぐ父に絡み付いている姿があった。


943本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 00:39:48.97
真相として昔、島で子どもが病気にかかり、それは血清がないと助からないものだった。
本土からヘリで血清が運ばれてくるが、
その時島には台風が接近しておりヘリは着陸できなかった。
嵐の中、着陸場で血清を待ちわびていた母親は半狂乱。
結局子どもは助からず、母親はヘリの操縦士を恨みながら崖から飛び降り自殺した。
それから島に来るヘリコプターは母親の呪いで事故が絶えなかったのだ。

そして次に主人公の父が島に向かうと操縦席に母親の霊が現れ、再び眠らせようとする。
父親は「俺にだって可愛い息子がいる。こんな事でくたばってたまるか」と
鉛筆を己の太ももに突き刺して眠気を堪える。

その頃、主人公は着陸場の周りの茂みである物を探しており
目当ての物が見つかると女性の両親の家に走る。
それはずたぼろになった古い小包――着陸できなかったヘリが落としていった血清だった。
仏壇に向かって主人公は
「ヘリはおばさんの子どもを見捨てたわけじゃない、
 最善を尽くしてせめて血清を置いていってくれていたんだよ!
 だから操縦士全員を恨んで事故らせるのはやめて!」と訴える。
女性の霊はその訴えを聞き入れ成仏し無事主人公親子も再会してハッピーエンド。

ハッピーエンドなんだけど当時島の診療所と本土側は無線でやり取りしていたわけで
血清を落としたなら落としたとちゃんと伝えとけとか
それを知らせなかったばかりに子どもも母親も死ぬはめになり
さらに無辜の操縦士たちもたくさん犠牲になったんだと思うと遣り切れない。
恐らく当事者のその時のヘリの操縦士は何の罰も呪いも受けてなさそうなのもむかつく。


944 本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 00:46:25.38
母親が身勝手すぎてなんかそっちのが後味悪いわ
仮に血清を落としていかなかったとしても操縦士を責められんだろ、
自然(天候)には勝てないんだから子供を亡くしたことに同情はするけど
故意に危害を加えた訳でもない相手を恨むのはちょっと違わないか

945 本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 01:04:28.51
そうだね
最後の一行は訂正しておくわ

後味悪い
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