ホーム » 小説 » 小説/さ行 » セザーレの悪夢(中井英夫)

2731/2:2013/08/31(土) 11:25:10.41
中井英夫の短編連作「幻想博物館」から「セザーレの悪夢」

連作の語り手は、ちょっと変わった精神病院「流薔園」を長期取材している雑誌記者。
患者の逸話は色々聞き出し住みなので、今回は院長自身の過去を洗ってやろうと苦心したが
一向に乗ってこないので、諦めて屠蘇がわりのベルモットを舐めながら雑談中。

院長は患者の妄想がらみでパラレルワールドの話を持ち出した。
63年12月23日、ケネディ暗殺をトップニュースにした新聞と
国内ニュースをトップニュースにした新聞があった。
SFなら、「ケネディ暗殺」を見なかった少数の幸運な人々は
ケネディがまだ健在な世界に住んでいるのかもしれない。


2742/2:2013/08/31(土) 11:28:14.53
(…冗談じゃない、院長自身が一番狂っている。まさか患者が院長になりかわっているんじゃなかろうな)
(ケネディは71年の今も立派に大統領、三選されるのは確実)
(聞いてみようかな、「今の大統領は誰なんですか」って)
(まさかニクソンとか言いやしないだろうな、言った途端そっちの世界に引きずり込まれたりして…)

 

新装版 とらんぷ譚 (1) 幻想博物館 (講談社文庫)
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(講談社文庫)


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