代替医療解剖(サイモン・シン、エツァート・エルンスト)
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294:本当にあった怖い名無し:2013/08/31(土) 23:59:38.61
- サイモン・シン/エツァート・エルンスト「代替医療解剖」から、1エピソード。
1799年、アメリカ。 
 ジャーナリスト、コベットは、米医療界の重鎮、ラッシュの仕事を批判する記事を発表した。
 彼が強く推奨し、当時の医学界でも定石的治療法とされていた「瀉血」の効果に疑問を提起したのだ。
 ふたりの争いは、裁判で決着することになった。
 イギリス人の一ジャーナリスト、コベットと、「アメリカのヒポクラテス」と賞賛される名士のラッシュ。
 案の定というか、コベットは不利な情勢に苦戦を強いられ、
 結果名誉毀損として5000ドルの賠償を負う、完全敗北。時は同じく1799年12月、、ひとりのアメリカ人が、瀉血による風邪の治療を受けていた。 
 190cmの体から、一日と経たないうちに体の半分以上の血を、瀉血で失った
 ジョージ・ワシントン前大統領は、治療も空しく、67歳の生涯を終えた。
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295:本当にあった怖い名無し:2013/09/01(日) 00:01:23.77
- 「代替医療のトリック」じゃなかったっけ
 原題がTrick or Treatmentと洒落が効いてる
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296 :本当にあった怖い名無し:2013/09/01(日) 00:04:46.72
- >>295
 ハードカバーはそう。
 手元にある新潮文庫版の題名に準拠した。




