①o’Clock(やまもと明日香)

982ジャンプ読み切り『①o’Clock』(作、やまもと明日香) 1/2:2013/09/16(月) 22:00:56.45
世界の時間を巨大な時計が司っている、そんなファンタジーな世界が舞台。

主人公はとある島で、母と二人で暮らしている少年(父親は旅に出ている)
少年は一見元気だが、実は病弱で余命が残りわずかだった。

ある日、父の部屋にあった不思議な道具と、謎のハトを発見する。
ハトが言うには、その道具にはこんな効果があった。
『所有者の時間を進めて未来の自分になれる代わりに、
 時間軸にズレが生じ、使用者の事が周りの人間に忘れられてしまう』
未来の自分への興味を持ちながらも、母や周囲から孤立するのを恐れて、
少年はその道具を使わずにいた。

丁度そのころ、島には一人の老人がマジックショーを開きに来ていた。
少年も見に行きたがるが、母は病気の少年の身を案じて、外出を禁じた。
しかし、少年はそれでも無理に飛び出してきてしまう。

ショーに到着した少年が目にしたものは、例の道具と似た物を使う老人の姿だった。
老人は時を操って自分の姿を若返らせたり、恐竜の化石を復活させて島の人々を襲っていた。
少年も襲われそうになるが、間一髪で母が主人公を庇い、怪我をする。
少年は母を、そして島の人々を守るため、父の部屋にあった道具を使い、老人に戦いを挑んだ。


983ジャンプ読み切り『①o’Clock』(作、やまもと明日香) 2/2:2013/09/16(月) 22:03:19.38
老人を撃退し、なんとか事なきを得た少年。
しかし、やはり母は、自分の事を忘れてしまっていた。
もうこの島には…いや、この世界には、自分の事を知っている者はいない。
いるのは、ハトの相棒だけである。
途方に暮れる少年に、ハトは言う。
「世界にはまだまだ似たような道具があり、
 中には時間を進めるだけでなく、『戻せる』道具もあるらしい」
自分の時間を取り戻し、母に自分を思い出してもらうため、少年は孤独な旅に出た。

物語のラストで、母は少年が残した置手紙を目にする。
誰の物か分からないはずの手紙を読んだ母の目には、何故か涙が溢れていた……

これで終わり
当時の本が手元にないから確認できなくて、細かい部分が違ってたらゴメン
一応希望を持たせた終わり方だけど、まだまだ子供だった主人公が
孤独なまま旅立っていくのは辛いだろうな…って感じた
何より辛いのはこれが読み切りで終わって続きが見られなかったこと
ぜひ連載してもらって、続きが見たかった
そして少年には幸せになってほしかったよ…


990 本当にあった怖い名無し:2013/09/17(火) 00:11:03.05
>>982-983
あれ、俺が知っているのと若干違う・・・

確か父親は少年の不治の病を治す方法を探しに旅していたが、
数年前に旅の途中で命を落としている
『各時計ごとに機能は違うものの、契約して使用者になると
 永遠に年を取らなくなり、周りの人から忘れられてしまう』
のが共通している

少年が持っていたのは
『一時的に想像していた未来の自分になれる』という時計だった
そして少年は病の為に友達が少なかったので、
『友達をたくさん作りたい』という夢を持っていた

最後に少年が旅に出たのは
『時計の契約を解除する方法と不治の病を治す方法を見つけるまで、
 たくさん友達を作る』為だったはず

俺もうろ覚えだからもしかしたらこの詳細も違っているかもしれないが、
まあ切ないのには変わりない


991 本当にあった怖い名無し:2013/09/17(火) 00:28:53.97
>>990
補足ありがとう
俺もネットで調べて必死に思い出しただけの奴だから、きっとそっちが正しいよ
本当にありがたい
親父死んでるのはショックだなー、てかさらに後味悪い

>>982では省いたけど、
確か世界を司ってる時計が壊されてて、その時計の力を宿してるんだったよね
時計にいろんな能力があるのは連載向けなネタだなと思いつつ、
時計をモチーフにしてるのが凄い好きな設定だった

ホントもっかい読んでみたいわ


993 本当にあった怖い名無し:2013/09/17(火) 02:41:54.18

その漫画読みたいな
でも少年漫画の読み切りって、
その作者が後に売れないと再録とかもされないしなぁ

996 本当にあった怖い名無し:2013/09/17(火) 07:58:46.29
>>982
老人=未来の少年
がオチだと思ったら違った