屋根裏の散歩者(長田ノオト)
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71:1/2:2013/09/18(水) 21:15:18.79
- 江戸川乱歩原作、長田ノオト作画の漫画「屋根裏の散歩者」
舞台は戦後、主人公の三郎は三流私大にほとんど通わず親を嘆かせている半ニートの大学生。
最近引っ越した新築の下宿に、因縁のある男が偶然越してきて早速殴られたので、
原作通りのやり方で殺した。
(三郎が明智探偵と知り合う機会を作った男)
(退屈しのぎに女装してポルノ映画館に入った三郎を痴漢した男。
三郎の正体がばれて騒ぎになるのを明智が止めた)明智が見破るのは原作通りだが、ここからが後味悪かった。
死刑になるのは苦しいんだろうか…と屋根裏で震える三郎の肩を抱き、
三郎が男の口めがけて糸を垂らし毒を伝わせたあの節穴を覗くよう促す明智。
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72:2/2:2013/09/18(水) 21:16:32.70
- 三郎が見下ろすと、用箪笥の上に美しいガラス彫刻があった。
三郎は疑っていたが、粗野な彼は本当に新進気鋭のガラス工芸家だったのだ。
明智は、警察は服毒自殺と断定したから君の身は安全だ、余計な事は言わなくていい。
と、やっと後悔して涙を流す三郎を優しく抱き締め慰めた。それでいいんかい!って、ズコーだった。
因縁といっても元々三郎が女装してポルノ映画館で隣に座ったせいだし、
下宿でも一方的に嫌がらせしてたし。
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73 :本当にあった怖い名無し:2013/09/18(水) 21:20:05.49
- ・・・原作読んだことがない人間には何がどうなったのかさっぱり分からないだよ(´・ω・`)
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75 :本当にあった怖い名無し:2013/09/18(水) 21:39:40.46
- 原作読んでてもさっぱり分からん
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77 :本当にあった怖い名無し:2013/09/18(水) 21:57:21.04
- 三郎は押入れの天井板の一部が簡単に外れて屋根裏に入れる事を知り、
天井の節穴からの覗きと盗聴に夢中になった。
その男の部屋の天井板には大きな節があり、いじってみたら外れたので覗いてみたら、
彼は節穴の真下に枕を置いて仰向けに寝ていた。
試しに糸を垂らしてみたら口の真上におりたので、これ幸いと毒薬を垂らした。
これっぽっちで死ぬわけないよな~、途中で寝返り打つよな~、
気づくよな~、気づかねーのかこの鈍感野郎!
と思いながら毒を垂らし、毒が入っていた小瓶を節穴から落として撤収。
部屋に小瓶が転がっていたので、警察は服毒自殺と判断した。密室殺人では?と思った明智は、犯人が屋根裏から浸入したとすれば、
屋根裏に証拠が残っているかも?的な揺さぶりをかけ、三郎は引っ掛かった。
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103 :本当にあった怖い名無し:2013/09/19(木) 13:48:42.01
- >>71
原作って、毒が手に入ったから気に食わない奴頃したいな~
屋根裏の穴が仰向けで大口寝てるあいつの顔の真上にあるからやってみちゃおっかな~
みたいなノリだった気がするんだけど勘違いかな
ガラス細工の下りとかは漫画オリジナル?
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111 :本当にあった怖い名無し:2013/09/19(木) 16:41:59.90
- >>103
それで合っているよ。
原作だと殺害相手は同じ下宿に住む顔見知りの同世代程度だけど
長田版は女装した主人公をうっかりナンパした挙句キスまでしたw
そんでたまたま主人公の下宿に引っ越してきて難癖つけたり嫌味言ってた
ガラス工芸作家云々は完全に長田のオリジナル上で書かれていた明智が泣く主人公を警察につきださないところも
微妙な耽美ホモがすきそうな女性作家の変なアレンジで後味悪い
江戸川乱歩リスペクトはちゃんと感じるけどね