ホーム » 小説 » 小説/か行 » 凶事(阿刀田高)

2191/2:2013/09/22(日) 23:17:44.12
阿刀田高の短編。

主人公は独身の中年女性。
姉とその娘(姪)が近くに住んでいて交流がある。この姉が曲者。
小さい頃から病弱で長くは生きられないと言われ、
お約束通り両親に溺愛されて育った。
主人公に縁談が来たときには
「死ぬ前に一度お見合いをしてみたい」とよくわからないことを言って
自分が見合いに行き、そのまま結婚。
やがて戦争になり、軍人だった夫は戦死した。

主人公は混乱の時代の中、婚期を逸して今に至る。
文字通り必死の思いで出産したのは立派だが、
育児する体力がなく、主人公がほとんど姪の面倒を見ていた。
その姪ももう30才を過ぎているが、
自分に頼りきっている母親を気にして結婚できずにいる。


2202/2:2013/09/22(日) 23:18:50.21
姉は若い頃よりむしろ丈夫になってきて、
北海道に一人旅に行くと言い出す。
その帰宅予定の日、姪から電話が来る。
姉が乗っているはずの飛行機が事故に遭ったというのだ。

空港で落ち合う約束をした主人公は、電話を切ってから
これで良かったのかもしれないと思う。
姪は仕事を持って自立しているし、
親の心配が無くなれば、これから結婚できるかもしれない。
もう人に振り回されることなく、自分の人生を生きていってほしい。
そう考えていると、また電話がなった。
北海道の空港からだった。

「お姉様が飛行機に乗る直前に倒れられ、こちらで休んでらっしゃいます。
 妹さんと娘さんに、すぐ迎えに来てほしいとおっしゃっています」

主人公の脳裏に、「病み上手の死に下手」という言葉が浮かんだ。


222 本当にあった怖い名無し:2013/09/22(日) 23:37:12.36
上のは阿刀田高「凶事」だな
タイトルわかればついでに書いて欲しい気もする

223 本当にあった怖い名無し:2013/09/22(日) 23:45:36.69
>>222
補足ありがとう
読んだのがかなり前で、本が手元になくて思い出せなかったんだけど
素直に思い出せないって書いておけば良かったですね
失礼しました

240 本当にあった怖い名無し:2013/09/23(月) 05:44:55.25
阿刀田高短編より阿刀田高選短編のほうが面白いのが後味悪い

 

ナポレオン狂 (講談社文庫)
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青い罠 阿刀田高傑作短編集 ブラックユーモア (阿刀田高傑作短編集) (集英社文庫)
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