ホーム » 小説 » 小説/あ行 » お願い(ロアルド・ダール)

882本当にあった怖い名無し:2013/10/12(土) 16:25:46.09
ロアルト・ダール「お願い」

小さな男の子が大階段の踊り場から玄関ホールを見下ろしている。
広いホールは赤黄黒の三色の抽象柄の絨毯が敷いてある。

(ぼく知ってるよ、赤いところは石炭が真っ赤に燃えてるんだ。黒いところはご本で見た毒蛇の群なんだ)
(黄色いところだけ踏んであっちまで行けたら、ぼく今度の誕生日にきっと仔犬を貰えるよ)

男の子が黄色から黄色へ跳び移ると、絨毯の黒い部分がヌラヌラと動いたような気がした。
(なんだい、ぼくはちゃんと黄色いところだけ踏んでるぞ!)
次はちょっと距離があるし面積も狭い。
片足を置いたが、バランスを崩した男の子は黒い部分に顔から突っ込んで毒蛇の群に呑み込まれた。
庭で母親が男の子を呼んでいる。

筒井康隆「遊歩道」がまんまパクりとわかって後味悪い。

 

あなたに似た人〔新訳版〕I〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
あなたに似た人〔新訳版〕I
〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
八月の暑さのなかで――ホラー短編集 (岩波少年文庫)
八月の暑さのなかで ホラー短編集
(岩波少年文庫)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...