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651/4:2013/10/17(木) 02:52:42.85
ロバート・ブロックのうろ覚えな短編、グロ注意

主人公は売れない画家、肖像画で食い繋いでいる。
名士夫人の肖像画を依頼されて高級住宅街の屋敷に出向くと、
外人夫と年下の美しい白人妻が出迎えた。
肖像画のために毎日のように出向く画家に、美人妻は急接近。

田舎の高校の美人コンテストで一等になった事があります、
程度の美貌ならハリウッドにありふれている。
女優の夢破れた彼女は自棄になって外人の金持ちと結婚した。
キリスト教圏ではない国出身の夫は異常に嫉妬深い。


662/4:2013/10/17(木) 02:55:58.35
画家をディナーの席に無理に加え、
本国にいる嫉妬深い兄が浮気妻と間男に手酷い制裁を与えて死なせた話をして
二人の顔を等分に舐めるように見、
「私に兄などおりませんがね」
と一人で愉快そうに笑っている。

ああいう陰湿な所大っ嫌い、と、美人妻はモデルを務めながら吐き捨てた。
画家も、架空の人物を持ち出してまで釘を刺されて面白くない。

ところで美人妻は子供っぽい無邪気な一面があり、
クリスマスツリーは自分で飾り付けするのだと楽しみにしていた。


67 3/4:2013/10/17(木) 02:59:48.22
ある日屋敷に出向くと、美人妻はおらず夫が画家を出迎えた。
そして、諸般の事情で帰国しなくてはならないので肖像画は中止、ギャラは全額払う、
家内はあなたにクリスマスツリーを見てもらいたがっていた、
“家内の飾り付け”を見てほしい。
と一方的に捲し立てた。

画家はツリーが置いてあると聞いていた部屋に入り、電気をつけた。


68 4/4:2013/10/17(木) 03:02:51.01
…彼女は自分だけで飾り付けするんだと、楽しそうに言っていた。
確かにこれは”彼女だけの飾り付け”だ。

てっぺんの星があるべき所に彼女の首。
モールのかわりに腸。
オーナメントのかわりにバラバラに切断された彼女の死体。
彼女の言葉通り、彼女自身がツリーを飾っていた。

嫉妬深い夫が妻を殺したけど、
金持ちの外人だから外交がらみでうやむやになるのかな、という後味の悪さ。
ちなみに作者は洒落とか語呂合わせが好きなようです。

 

闇の展覧会 敵 (ハヤカワ名作セレクション ハヤカワ文庫NV 1089)
闇の展覧会 敵
(ハヤカワ名作セレクション ハヤカワ文庫)


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