ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その144 » 仰ゲバ尊し(駕籠真太郎)

1231/3:2013/10/18(金) 21:51:07.49
エログロ漫画家・駕籠真太郎の短編「仰ゲバ尊し」

この作品の舞台の小学校は鎖国されている。
敷地は高い塀で閉ざされ、生徒は校舎地下の寮から通う。
毎年新入生はあるが、卒業生はない。校長がさらって来るのだろうと言われている。
(奇想漫画だから深く考えてはいけない)

寮と言っても軍隊式の三段ベッドが並ぶだだっ広い部屋が地下数階に広がっている。
毎日教科ごとにドリル20冊の宿題が出る。
朝礼では毎回、校長の長話で80年生や90年生が倒れて死ぬ。

外の世界には「中学校」というものがあり、そこでは「青春」というものがある。
「中学」には「卒業」という儀式をすれば行ける。


1242/3:2013/10/18(金) 21:54:29.46
という噂を聞いた六年生(四月からは七年生)は、
最上級生でIQ250の天才・小野田君に昔の事を聞きに行った。

108年生の小野田君が6年生の時、新しい校長が卒業を廃止して小学校を鎖国した。
この小学校の鎖国に触発された他の小学校も続々鎖国したので、中学校は滅亡した。
だから青春なんてないよ、卒業なんかできないよ、と語る小野田君だが、
六年生は諦めきれない。

女子のリコーダーを舐める変態教師をリコーダーに毒を塗って倒し、
教頭を腐った牛乳、牛乳をふいた雑巾、消しカスを丸めてソフトボール大にしたもの、
脇の下でこすった下敷きの静電気で倒して校長室の隠し通路を進むと、
108年生の教室に出た。


125 3/3:2013/10/18(金) 21:56:38.65
校長は小野田君が作ったロボットで、真の校長は小野田君だった。

小野田君は六年生の時、
中学校で一年生という下っ端から始めるのが嫌になって小学校閉鎖を思いついた。
永遠に最上級生の天才でいられるって、素晴らしい。
校長ロボットを盾にして影の校長として教師を操り、生徒を苛めるのは面白かった。
卒業させなければ永遠に子供のまま、大人には逆らえないのだ。

前にも話した通り中学校は滅亡したから卒業しても行き先はない、
と言われても六年生は卒業を望んだ。
「仕方がない。でも卒業したら復学はできないよ」

隠し扉から外の世界に出ると、
一面の荒野にぽつりぽつりと、高い塀に閉ざされた病院や役場やマンション群があった。


126 本当にあった怖い名無し:2013/10/18(金) 22:06:45.02
>>125
補足すると、小野田君は百年前に六年生だったので、今は杖をついた老人。

主役の六年生は三人組で、他に上級生(いいトシした大人)の闇組織、
卒業推進委員会も出てきたが体育教師に倒されて血祭りにあげられた。

奇想漫画なので、物資とか着替えとか教師はどこで探すのかとか考えてはいけない。

 

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