ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その145 » アウターゾーン/第106話「疑惑の客」(光原伸)

164本当にあった怖い名無し:2013/11/22(金) 14:01:01.23
去年のまとめを見てたらアウターゾーンの「疑惑の客」が報告されてたけど、
ラストの重要な部分が抜けてたから補足して報告させてもらおうと思う。

タクシー会社に入ったばかりの主人公。
子供の頃から何かあると自分だけ貧乏クジを引いてしまうのを気にしていた。
しかも自分が仕事についたとたんタクシードライバーを狙った連続殺人が起き、
イヤな予感がして怯えている。

そんな彼に面倒見のいい先輩が、
はっきり行き先を言わない客や行き先をコロコロ変える客には気を付けた方がいい、
特に人気のない場所へ行かせようとする場合は要注意と教えてくれる。
殺人犯の手口も、人気のない所で車を止めさせて喉をナイフで斬るというものだった。

ある夜、主人公が拾った客は行き先を言わずにまっすぐ行ってくれと告げる。
警戒するが、「正確な住所がわからないのでとりあえず〇〇駅まで」と言われ、
駅前なら大丈夫だろうと安心して乗せて行くと、そこからさらに人気のない道へと進まされる。
景色がどんどんさびしくなって、また先輩のアドバイスを思い出す主人公。
客の男に言われた距離を進んでも目的地に着かず、
道を間違えたかもしれないからそっちの道に行ってくれと適当に行き先を変えられ、
余計に客を怪しむ。


165本当にあった怖い名無し:2013/11/22(金) 14:04:57.37
やっぱり自分には貧乏クジが回って来ると悲観しながら、
こいつが犯人なら車を止めさせるはず…と考えている所へ、
「気分が悪いから止めてくれ」と客が声をかけて来た。
止めたら最後首を切り裂かれると思った主人公は車を止めない。
客は吐きそうだから早く止めろと主人公の肩に手をかける。
主人公は思いきりアクセルを踏んで客を座席に叩きつけ、「お前も道連れだ!」と暴走。

ろくに前も見ずにドリフト走行していたら、車道を渡ろうとしていた通行人をはねてしまう。
慌てて車を停めると、乗せていた客は本当に吐き始めて犯人じゃなかったとわかる。
しかも、轢かれて血まみれの通行人に駆け寄るが即死していた。

勘違いで暴走した上に人を轢き殺してしまい、これから自分の人生はどうなるんだ、
いつも貧乏クジばかり…と絶望している主人公だったが、
例の先輩のタクシーがすぐ近くの路上に停まっているのに気づく。
近付いて助けを求めようとすると先輩は運転席で喉を切り裂かれて死んでいた。
こいつが犯人だったんだ!と自分が轢いた男を見る主人公。
男の手元には血に染まったナイフが転がっている。
最後にミザリィが「彼も今回は貧乏クジを他人に押しつける事ができたようですね」と締め。

主人公は助かったけど先輩は殺されて、連続殺人犯とは言え
人を轢き殺したら罪に問われるだろうし仕事も続けられないと思うと、
どっちにしても貧乏クジで後味悪い。
あと、誰からも同情されない、タクシーに乗ってただけなのに
ゲロ吐くまで走られたおっさんかわいそう。

前の報告だと主人公が犯人を轢いた部分が抜けてて印象がだいぶ違ってたと思う。
アウターゾーンは主人公がハッピーエンドになるかどうかに関わらず
悪人だけは悲惨な末路になる事が多い。
その辺で後味悪さと爽快さのバランスをとってたのがジャンプで続いてた理由かも。

 

アウターゾーン 10 (集英社文庫―コミック版)
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