ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その145 » 朱鷺色三角/番外編 ラヴ・ストーリィー(樹なつみ)

2451/2:2013/11/25(月) 12:58:14.39
樹なつみの漫画「朱鷺色トライアングル」

高校生Aは、亡き父の故郷である瀬戸内海の小島に向かっていた。
Aの父は若い時分に故郷を出奔、以来、故郷の一切と関わりを絶っていた。
Aは最近、母を交通事故で亡くした折に、新聞記事を見た親族から連絡をもらい、
初めて父のルーツを知ったのだった。
父の故郷でAは、従兄弟だという高校生Bと出会い、父の一族の秘密を知らされる…。

と、いうのが本編の粗筋。
後味が悪かったのは、スピンオフ作品で、Aの両親の出会いを描いた「エピソード0」 的な話。

ファッションモデルであったA母はある晩、街で不思議な青年(A父)を拾う。
端正な容姿とおよそ欲とは無縁の浮世離れした言動に惹かれたA母は、
A父を家に連れ帰り、養う。

実はA父は、とある事情によって故郷を捨て、さまよううちに、不治の病を得て、
死に場所を求めてこの街にたどり着いたのだった。
しかしA母のもつ炎のような生命力にまた生きたいと願うようになったA父は、
A母に秘密を明かす。


2462/2:2013/11/25(月) 13:00:02.81
A父の一族はある能力を受け継ぐために、代々近親婚を繰り返していた。
近代に入り、その因習はなくなったものの、
血を分けた者同士が異常に惹かれ合うという名残があった。
A父には妹がいたが、ある日、妹の激情に抗することができず、二人は関係をもってしまう。
罪の意識に耐えかねたA父はそのまま故郷も、故郷にまつわる一切も捨てて逃げてきた…。

A母は全てを打ち明けたA父を受け入れ、やがてAが生まれる。
そして月日が流れ、Aは高校生になっていた。

ある雨の夜、A母は車で家路を急ぎつつ、
Aの成長を待たずに亡くなったA父に思いを馳せる。
そのときヘッドライトに、A父にそっくりな少年の横顔が浮かびあがる。
「A父…!?」
ハンドル操作を誤り、A母の車は電柱に激突、A母は即死だった。

実はA母が死の直前に見た少年はBであり、
BはA父が妹との一夜の関係でもうけた息子であった。
外聞を憚るためにA父の姉夫婦の息子として育てられたため、
戸籍上はAの従兄弟であるが、本当は異母兄に当たる。

本編ではその事情は明かされ、Bはよき兄としてAをフォローする役回りだったため、
その母の死因に知らず関わっていたというのが、なんとも後味悪かった。


248 本当にあった怖い名無し:2013/11/25(月) 13:06:10.12
オタの妹萌えとは別ベクトルで少女漫画って近親ネタ多い気がするけど
女ってそういうの好きなのかね

249 本当にあった怖い名無し:2013/11/25(月) 13:15:35.34
>>248
うーん、少女漫画の近親モノにも二種類あると思う。
一つはドロドロ感を演出するための舞台装置(その場合漫画のジャンルはサスペンスか歴史物)、
もう一つはひたすらエロのプレイの一種って感じのもの(ジャンルは恋愛物)。

この漫画は前者で、孤島の殺人事件に名家の因習がからむ、
いかにも横溝正史的な話で、けっこう面白かったよ。

 

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