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611噂1/2:2014/01/13(月) 17:19:10.22
荻原浩の「噂」という小説 

渋谷の若い女性の間に「レインマン」という殺人鬼の噂が広まる。
黒いレインコートに身を包み、若い女性を殺害し足首を切断してしまう恐ろしい殺人鬼。
だがなぜか、「ミリエル」というブランドの香水をつけていれば狙われないという・・・。

実際は日本でのミリエル発売キャンペーン
(ミリエルは海外のブランドで、日本には売っていないものだった)
の仕事を受け持った企画会社の女社長が香水を売り出すために考えた作り話。
香水のモニター会に参加した女子高生たちにそれとなく話し、
噂を広めようと仕組んだのだ。

だが、噂は現実となり女子高生が足首を切断された遺体で発見される。

主人公の中年刑事は、自分より年下で上司の女刑事とともに事件を追っていくことになる。
初めは女刑事にやりづらさを感じていた主人公だが、
お互い早くに配偶者を亡くしていて子供が一人いるという共通点もあって、
徐々にお互いを信頼し合うようになる。

レインマンの犠牲者は二人、三人と増えていき(そのうち一人は主人公の娘の友人)、
レインマンの噂を作った女社長までが殺害されてしまう。
例によって遺体には足首がなかった。


612噂2/2:2014/01/13(月) 17:20:04.88
友人を殺された主人公の娘は家に一人残されるのが心細く、
頻繁に別の友人の家に泊まるようになり
捜査が忙しくなかなか家に帰れない主人公は申し訳なく思い、
娘も被害にあう可能性もあり心配になる。

色々あって主人公と女刑事の活躍でなんとか犯人を特定し追いつめるが、
犯人は逃げる途中で事故死。
(犯人はレインマンの噂に便乗して殺人を行っていた。正体と詳しい動機はここでは割愛)
犯人死亡で消化不良だけど事件は終わり、
主人公と女刑事もなんだかいい感じになって、よかったねと思っていたら、
最後の最後で爆弾が。

実は女社長を殺害したのは主人公の娘とその仲間だった。
噂を作った女社長が犯人だと勘違いして友人の仇をとる為に殺害したんだけど、
犯人が報道されて勘違いに気づいても
「まあ、あの女のせいでもあるんだし間違ってないよね」
とまったく後悔している様子なし。

しかも女社長の側近の男や気に食わない少女(被害者の一人)の携帯に
悪質なメールを大量に送りつけたり陰湿なこともしていて、
それだけ友達想いだったと思えばまだ救いはある・・・とは思えなかった。

主人公はその事を知らないままだったけど、
感情移入して読んでただけにとにかく気の毒だった。


613 本当にあった怖い名無し:2014/01/13(月) 17:24:06.37
最後の最後でどえらい爆弾爆発w
しかも犯人は死んでるから女社長だけはやってないと申し開きも出来ないしな
しかも主人公の娘っつーのがまた何とも……

623 本当にあった怖い名無し:2014/01/13(月) 22:51:01.71
>>611
これ主人公の刑事がなまじ善良な人間だから最後で本当oh…ってなるんだよね
子育てもそんな目立った失敗してるわけじゃないし(忙しいけどいつも娘を気にかけてる)
娘自体も最後でやらかすまでは「根は素直で良い子」として書かれてるし

632 本当にあった怖い名無し:2014/01/14(火) 14:04:24.59
>>612
殺された女社長の側近やらいう男性は、身に危険を感じなかったんだろうか・・・
調べりゃすぐにメールの発信元くらいわかるだろうに

 

噂 (新潮文庫)
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