まんが日本昔ばなし/「亥の子まつり」

279本当にあった怖い名無し:2014/02/04(火) 16:05:48.12
亥の子祭り

地主のたくらみにはまって死んだイノシシの話

昔、天草のある村に、金貸しの地主とその娘が住んでいました。
この地主が持つ土地にはでっかい大岩があって、
動かすこともできずいつも苦々しく思っていました。

ある時、「大岩を動かした者には娘を嫁にやる」と、村中に触れ回りました。
しかし、地主の娘など誰も欲しがらず、一匹のイノシシだけが集まってきました。
怒った地主は「娘と全財産をやる」と村中に触れ回ると、
今度は大勢の力自慢の男たちが大集合してきました。
しかし、どんな怪力の大男にもこの大岩を動かせず、
結局あのイノシシだけが岩を動かしてしまいました。

さずがの地主も今さら断るわけにもいかず、
仕方なく娘に晴れ着をきせて、嫁に出すことにしました。(娘は号泣)
喜んだイノシシは、娘を背中に乗せて山に向かって走り出しました。
しばらく走った所で、娘は晴れ着のたもとから火打石を取り出し、
イノシシの背中に敷いていたワラに火をつけました。
火だるまになったイノシシは、崖から落ちてそのまま死んでしまいました。

この話を聞いた村人たちは「いくらなんでもイノシシが可哀そうだ」と言って、
旧暦10月最初の亥の日に、亥の子祭りを行うようになりました。

娘が一切反省していない所が恐ろしい


280本当にあった怖い名無し:2014/02/04(火) 16:54:47.57
>>279
全部父が決めて娘は一切口出せてないんだから仕方なくないか?

289 本当にあった怖い名無し:2014/02/04(火) 22:20:11.43
>>280
ここでは書いてないが娘も最初は乗り気だった
話がでかくなってから、やっぱり嫌だとワアワア騒ぎだして泣きわめく始末
挙句に父親の言うとおりに背中に火を付けて逃げる

こいつが引き金になってると思う、地主ももちろん悪いとは思うけど