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608本当にあった怖い名無し:2014/02/12(水) 20:16:27.50
墓場鬼太郎

とある病院にて患者がゾンビとなってしまう不思議な事件が起こった。
医学的には死んでいるにも関わらず、普通に息をするし話も出来る。
調査を進める内、輸血した血液に問題がある事が判明する。
という事で血液を提供している銀行が原因を調査することとなった。

調査を任されたのは水木という青年で調査を進める内、とある奇妙な家に辿りつく。
そこには幽霊のような女と全身包帯を巻いた夫が呆然と立ち尽くしており、
驚いた水木は逃げようとするも夫に捕まってしまう。
「手荒な事をして申し訳ありません」
ミイラ男は水木に謝罪した後、とある話をする。

自分達は幽霊族という部族であり、平和な生活をしていたが、
「人間」が突如現れ、迫害を受けてしまい、
幽霊族の生き残りは自分達だけとなってしまったこと、
生活のたしをするため、女が自分の血を提供していたことであった。

会社に報告するのを半年以上待つという事を条件にその場を後にした水木であったが、
半年後、再び訪れてみると夫婦は死んでいた。
気の毒に思った水木は妻の方をなんとか墓場に埋め、
父親は完全に腐乱していたため放置した。


609本当にあった怖い名無し:2014/02/12(水) 20:24:24.30
その後、墓場から産声を上げて生まれてきた赤ん坊が
這い出てきた。これが後の鬼太郎である。
最初は不吉だと水木は鬼太郎を殺そうとするが、
最終的には同情し、鬼太郎を家に連れて帰ることとなる。

すくすくと成長した鬼太郎は不気味な容姿をした子供となり、
夜になるとどこかへフラフラと出かけてしまう。
深夜徘徊をしている鬼太郎に対し、水木とその母親は問い詰めるが
「仲間に会いに行っていた」と繰り返すばかりで埒があかず、
これ以上深夜徘徊を繰り返すならと鬼太郎を家から追い出す。

最後は目玉だけとなって復活した父親と共に闇の中へと消えていく・・・
というのが現在のバージョンであるが、実は旧バージョンは結末が異なるのだ


612 本当にあった怖い名無し:2014/02/12(水) 20:46:11.66
深夜徘徊を繰り返す鬼太郎を不振に思った水木は
夜中、鬼太郎の後をこっそりつけていく。
街の明かりは完全になくなり、見た事もない異世界へと迷い込んだ水木。
鬼太郎の姿もいつの間にか消えている。
驚いた水木はパニックになるが、そこへ鬼が現れ、
「お前は地獄へ迷い込んだ。もう現世には戻れないよ」と告げられ、
水木はその場で絶望してしまう

水木が消えてから一週間が経つ。
気が気でない水木の母は鬼太郎を呼び出し、心当たりがないか問い詰めるも
不気味な笑いを浮かべて「知らない」ととぼける鬼太郎
懸命に水木を探す母親を見た鬼太郎は
目玉親父から「地獄の片道切符」を貰い、それを水木母に渡す。
「なんだいこれ?」
「地獄の片道切符ですぜ。嘘だと思うなら夜中についていらっしゃい」

夜中になる。
鬼太郎の後をついていく水木母。
深い森の中を歩き、断崖絶壁の崖へと辿りついた。
崖の下からは死者が呼ぶ声が響いており、
誘惑されてフラフラと崖下へ行こうとする水木母。

鬼太郎「崖の下から♪」
目玉親父「心地よいメロディーが聞こえてきますぜ♪」

騙されまいと正気を取り戻した水木母。
隙をついて鬼太郎を崖から突き落とす。
「ぎゃあぁぁぁ」という悲鳴をあげて崖下へと吸い込まれていく鬼太郎。

半狂乱となった水木母は髪を振り乱して山を降り、警官に助けを求める。
鬼のような形相で助けを求める水木母。
「どうしたんですか!?」驚きの表情で叫ぶ警官。

水木母はそのまま狂人となってしまいました。
尚、水木青年の行方は現在も不明です・・・という文章で物語は幕を閉じる

 

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