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133本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 12:41:11.19
実写映画版『逆転裁判』

ゲーム『逆転裁判』の実写映画なんだけど、基本設定が変わっていて、
個人的にこっちの方がエグイ設定だと思う

事件の発生は1997年の裁判所、御剣信(みつるぎ しん)弁護士と
狩魔豪(かるま ごう)検事が銃刀法違反事件で争っていた

狩魔検事は「被告人の自宅から発見された拳銃」を提出し、
その線条痕が現場から発見された弾丸と一致したという鑑定結果を出し
判決は有罪に
(銃はまっすぐ弾を飛ばすために銃身に螺旋の溝を入れていて、
 発射の際にその溝の傷がつく これが線条痕で、わかりやすく言うと銃の指紋)

しかしどうしても納得できない御剣弁護士は、
裁判終了後証拠保管室に向かって狩魔検事が提出した証拠品を調べることに
検事の細工が入ることを恐れたため無断で行ったのだが、
そこを法廷係官の灰根高太郎(はいね こうたろう)に見つかって
取り押さえられてしまう

さらにその保管庫にやってきたのは御剣弁護士の息子・怜侍(れいじ)
(怜侍はまだ10歳の小学生だが、父を尊敬し弁護士を志す少年で
 父の裁判の傍聴にもたびたび訪れていた)
灰根が父を襲っていると勘違いした怜侍はとびかかっていくが、
乱闘の末三人とも頭を打って気絶してしまう

その後、御剣弁護士は射殺された死体で発見される
凶器はその拳銃


134本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 12:42:21.40
状況から言えば灰根が犯人だが、灰根は容疑を否認し続け、
さらに状況証拠はあっても確定した証拠はない
そのため警察は確実な証拠を得る為、
「御剣弁護士を霊媒して、その証言を用いて犯人を特定する」という方法に出る

霊媒師である綾里舞子(あやさと まいこ)が扱う「倉院流(くらいんりゅう)霊媒道」は
霊媒された人物の生前の体格に変貌するというもので、本物の霊媒術
代々の家元は古くから政治や警察などに多大な影響を与えていたが、
当然そのことは機密であった

霊媒の結果、御剣弁護士の幽霊は「私を射殺したのは灰根だ」と告発する
これをもって灰根は逮捕され、裁判にかけられることに

しかし裁判の係属中に、捜査に霊媒が用いられたことが、
フリージャーナリストの小中大(こなか まさる)の手によって明かされ、世間に知られる
この報道が原因で綾里舞子は糾弾され、幼い娘二人を置いて失踪してしまう

この報道もあってか、灰根の裁判では無罪が下るが、その判決の内容は
「裁判所の労働環境が劣悪で、過労と睡眠不足により心神喪失状態だった」というもの
つまり「殺人そのものは犯した」という事実は肯定されてしまった
灰根の国選弁護人として付いた生倉雪夫(なまくら ゆきお)は
自己の名誉と利益以外を考えない男で、灰根の無実も全く信用せず
そのため無罪判決を勝ち取ることだけ考えて、このような選択をしたのである


135 本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 12:43:04.52
以降、灰根は世間から「人殺し」と糾弾されることになり、職は失い、
自宅には連日「出て行け」という張り紙がされ、窓は割られ、壁に落書きもされた

ある日灰根が帰宅すると、
そこには世間からの糾弾を苦にして首を吊った妻・サユリの姿があった
灰根はその後失踪してしまう

一方、この事件は御剣弁護士の息子・怜侍にも影響を及ぼした
怜侍は「父は、自分が敗北する原因となった証拠品を隠滅しようとしていた」のだと
思い込んでおり、さらに父を奪った殺人犯・灰根を無罪にしたということから、
弁護士に対する不信感と犯罪への憎しみが強まっていった
その結果「例え卑怯と呼ばれる手段を使っても、すべての犯罪を撲滅する」という
考えに偏り、父とは逆の検事を目指すことになる
それもよりによって最後に父から有罪判決を勝ち取った狩魔に師事することに

だが怜侍はずっと思い悩んでいることがあった
あの日、証拠保管庫で父と灰根の争いを止める為にとびかかった後、
頭を打って意識を失うその直前に無我夢中で足元に転がった何かを投げ、
その直後破裂音と絶叫が響いたことがうやむやだが頭に残っていた
「あの時父を射殺した犯人は自分ではないのか」
「父が灰根を告発したのは、自分を犯人だと思い込みかばったためではないか」
と思い続け、それから父を殺害した悪夢にうなされることに


136 本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 12:43:42.11
もうすでにかなり長くなってしまったので、あらすじをだいぶん省略するけど

それから15年がたったある日、
怜侍は湖の公園で生倉弁護士を殺害した容疑で逮捕され、
裁判にかけられる(担当検事は狩魔)

怜侍の幼馴染で弁護士である主人公・成歩堂龍一(なるほどう りゅういち)は
怜侍の無実を信じて彼を弁護
その中で今回の事件とDL6号事件のつながりを知って、
さらにその犯人は湖のボート小屋の管理人だったということ、
その管理人はずっと失踪していた灰根だったということを突き止める

灰根は失踪後、妻の名前を名付けたオウムを飼ってただ一人、
世間からなるべく離れて暮らしていた
そこに何者かから
「DL6号事件の犯人は御剣弁護士の息子だ」
「お前の人生を狂わせた御剣怜侍と生倉雪夫に復讐するのだ」
という手紙が届く

生倉殺害事件はその指示書に応じて行ったもので、
御剣にその罪を着せるつもりだった

灰根は生倉殺害を認め逮捕されるが、
怜侍はそこで判決が下る前に「DL6号事件の犯人は私だ」と自白、
そのままDL6号事件の裁判にかけられる
これを成歩堂はさらに弁護し、ついに真相を突き止める

あの時、証拠保管庫にはもう一人、狩魔豪がいたのである


137 本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 12:47:22.30
怜侍が投げた拳銃は暴発し、狩魔の肩に命中、怜侍が聞いた悲鳴も狩魔のもの
そして灰根・御剣弁護士・怜侍の三人とも気絶したのを見た狩魔は
御剣弁護士を射殺した上で逃走した

その動機は、御剣弁護士の推測したとおり、
銃刀法違反事件の裁判で提出された拳銃の証拠が捏造されたものであり、
それを隠蔽するため

最後の展開まで考えると、
ちゃんと真犯人は捕まって迷宮入り事件も解決してめでたし、なんだけど
狩魔と生倉のくだらない事情で人生を狂わされた灰根が哀れすぎる
生倉を殺害するため劇薬で指紋を消す際に苦痛に耐えながら
「DL6号事件を忘れるな!」って叫び続けたり、
オウムに「ごめんよ、サユリさん」って呼びかけたら
「愛してるわ、高太郎さん」って返すように調教してて
逮捕の際には鳥かごで顔を隠した妻の幻影見てたりと、
精神面の疲弊っぷりを現す描写がすさまじすぎて


146 本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 14:21:17.98
急にDL6事件とか書くなよ

150 本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 14:56:54.63
>>146
言われて気づいたごめん
なので補足説明

「DL6号事件」は作中での事件分類ナンバーの一つで、
>>133-137までの御剣弁護士殺害事件がそういう分類ナンバーにされている


160 本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 19:12:58.98
>>137
なんでみんなアホみたいな名前なんですか?

165 本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 21:30:07.19
>>160
「ミステリーで一番面倒なのは多い登場人物の名前を覚えること」
って原作ゲームのディレクターの考えから
ダジャレとかでつけたインパクトの強い名前の登場人物が多いんだよ、逆転裁判は
主人公の通称「ナルホドくん」とか、忘れようがないじゃん

171 本当にあった怖い名無し:2014/03/02(日) 00:30:50.87
「逆転裁判(ゲーム版)」では一番好きな回だったんだけどね>>133-137
後味が悪いというより、無理矢理実写化してコケた法廷ドラマだな

 

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