雨月物語(上田秋成)
-
449 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/28 01:14
- 自分的には、雨月物語の「菊花の約」が後味悪いっつーかなんつーか・・・
-
453 名前:菊花の約(きくくはのちぎり) 投稿日:02/01/28 11:59
- ある学者が、道中病に倒れた武士の看病をした。
まったく面識も無いのに手厚く介抱してくれたため、武士は大変感激し、学者に兵法などを教えた。
学者のほうも武士の礼儀正しい態度に感心し、親しくなった二人は兄弟の契りを交わす。
しかし武士は、乗っ取られた郷里の様子を見に帰る途中であったため、再開の約束をし、郷に帰ってしまう。
誠実な人だったので、約束の日には帰ってくると信じていた学者だったが、その日になっても帰ってこない。
深夜遅くにウトウトしていると、目の前に武士が現れ、言った。
「郷里に帰ったところ門下に下れと誘われ、約束があるからといって帰ろうとしたら捕まってしまった。
とても約束の日には間に合いそうに無かったので、今日の朝自害して、こうしてあなたに会いに来た。」
それを聞いた学者は、ひどく悲しんだ。ここで終わっときゃ、いい話って感じなんだけど・・・。
-
454 名前:菊花の約(きくくはのちぎり)2 投稿日:02/01/28 12:14
- 悲しんだ学者は、せめて骨を拾い、手厚く葬ってやりたいと武士の故郷(出雲)へ向かった。
郷里へついた学者は、武士の従兄弟の家を訪ねる。
この従兄弟は、武士を閉じ込めた張本人であり、現在出雲を統治している殿(乗っ取った人)に仕えていた。
学者は、中国の古文を引用し、この従兄弟を散々責め立てた。
そして、やおらに刀を取り出し、従兄弟を切り捨てて逃亡した。
家臣を殺された出雲の新しい君主は、武士と学者の友情にいたく感動し、学者の行方を追わせなかった・・・。殺すなよ・・・と、ツッコミたい。
実際読んでみると、話の締め括りかたも陳腐で、いろんな意味で後味悪いっす。
-
455 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/28 13:07
- >>453-454
菊で約(ちぎり)って・・・(; ´Д`)
-
456 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/28 13:34
- >>455
はっっ!!!言われてみれば!!!!
そんなこと無いと思いたいけど、雨月だしな・・・・・・(汗
-
457 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/28 14:43
- >>453-456
アトアシ(゚A゚)イクナイ !!!!!
-
458 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/28 14:55
- ホモの情念は深いというからねえ・・・
-
494 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/01 13:54
- >>453の話、確かラフカディオ・ハーンの「怪談」か「奇談」に、載っていたと思う。