バンディラの山(郡まきお)

591 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/17 09:56
小学生の頃読んだマンガ。

主人公が幼い頃、主人公の家族は洪水だったか、
なんらかの自然災害で死んでしまう。
泣叫ぶ幼い主人公に、同じ村の人は、
「これもバンディラ様の意思なので仕方ない」
みたいな事を言う。
バンディラ様というのは、その地域の人達が信じている神様。

数年後、青年になった主人公は、
バンディラが住んでいるというバンディラの山に登山中に
瀕死状態になって、ある女の子に助けられる。
(家族を殺したバンディラを殺しに行く途中)
回復するまで、その女の子の住んでいる村で世話になっているうちに、
だんだんその子の事を好きなる主人公。
けど、その女の子はバンディラの巫女で、一生結婚できない。

主人公はある日村で、小さな男の子が、石を3つくらい積み重ねて、
それをバンディラ様だと言ってるのを見る。

そしてある朝起きると、彼女が家にいない。
外に出て、儀式を見る主人公。
その女の子は巫女なので、バンディラのために命を落とさないといけない。
寝かせられて、斧かなんかで首を切られようとする女の子を見て、泣き叫ぶ主人公。
けど、彼女はこれで幸せだと、素直に生け贄(?)になる。

最後のシーンは、主人公がやっとバンディラの山の頂上に着く所。
けど、頂上に神様はいなくて、村の男の子が作ってたのと同じように、
石が3つくらい積み上げてあるだけ。
そこで男の子は尽きてしまったような・・・?

子供心に悲しくなった。
「バンディラの山」だったかなぁ? タイトル。
作者は誰か覚えてないけど、絵がきれいだったのは覚えてる。

 

だいぼうけん (りぼんマスコットコミックス)
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