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852 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/26 01:12
10年くらい前に部~毛の新人賞取った作品なのですが、
妙に忘れられない鬱な気持ちになる話がありました。
とか言ってタイトルと作家名は忘れちゃったんですけども…

主人公の女性が彼に別れを告げられます。
彼は彼女を納得させる理由も告げずに去ってしまい、彼女は日々悶々と思い悩みます。
ある日彼女は一匹の子猫を偶然拾います。
彼女は別れた彼の名前をつけて、子猫をとても可愛がりました。
ある夜、ものすごい痒みを感じて目覚めると、布団の中に蚤が繁殖している事に気づきました。
余りの痒みと怒りに、彼女は子猫を毎日洗い続けました。
季節が梅雨時だった為に、体の冷えた子猫は風邪をひき、やがてグッタリとしてきます。
雨音と子猫のクシャミが彼女の気持ちを憂鬱にしていきます。
まだ彼のことが忘れられず、なぜ自分のもとから離れていってしまったのかと考えています。
彼の名前をつけた子猫は震えながらクシャミを続けます。
それから程なくして子猫は息絶えてしまいました。
彼女は子猫を失い泣きました。
なぜこんなに自分は愛していたのに彼は去ってしまったのか。
なぜこんなに自分は愛していたのに猫は死んでしまったのか。
よかれと思ってやった事がエゴでしかなかった事に気づき、彼女は部屋で一人泣きました。

終わり方は少し記憶が曖昧なのですが、猫の「グシュン」ってクシャミが何度も何度も描かれて
いて、猫の涙と鼻水でグチャグチャになった顔が妙に怖かったです。
絵がちょっと個性的だったこともありますが。
その後この作家さんがどうなったかはわかりませんが、どなたか覚えてる方いらっしゃいませんか?
あとストーリーが私の記憶違ってたり、ガイシュツだったらすいません。


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