ホーム » 小説 » 小説/は行 » ブレイブ(グレゴリー・マクドナルド)

289 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/03/06 01:13
グレゴリー・マクドナルドの「ブレイブ」ってガイシュツ?
ジョニー・デップの監督で映画にもなったけど。

極貧のネイティブインディアンの若者が、
家族を救う金を手に入れるため、スナッフムービーに出演する契約を結ぶ話。
小説の方は冒頭で、主人公がどんな風な手順で解体されてくか、
スナッフムービーの制作者がえんえんと説明するシーンがある。
最初に大きな鋏で足の指を一本一本切り落としてから……とか。
ここですでに激鬱。なのに、もっと鬱な事には、主人公、多分騙されてます。
殺されても金が支払われる事はないだろう、という含みをもって終わってます。

制作者側は、支払う金額を書いたメモ書きみたいな紙っきれをよこすのですが、
字が読めない主人公はそれを正式の契約書だと信じてしまうのです。
ラスト、主人公は妻に自分がこれから悲惨な死をとげることを黙ったまま
契約書だと信じている紙っきれを後で妻が見つけるように
ベッドに置いてでかけます。妻は、夫が仕事に行くと信じているので
「靴で足を痛くしないように気をつけてね」とか無邪気に話し掛けて送りだします。
本の最後のページにその紙っ切れの実物が印刷されています。ほんとにただのメモ書きなので、
読者は、「ああ、主人公、だまされてる……」と悟るのです。
ああ、激鬱。


290 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/03/06 01:14
保守あげしときます。
あと、映画の方は正直言ってアレな出来なので
観なくていいです。

291 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日::03/03/06 01:21
>>289
>本の最後のページにその紙っ切れの実物が印刷されています。
ってまさか実話を元に、とかじゃないよな?

292 名前:290 投稿日::03/03/06 01:31
>291

あ、それは違います。
この書き方、誤解されそう、と思いつつ
いい書き方が思い付きませんでした。すみません。
活字ではなく、手で書いた字が印刷されてる、という意味です。

 

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