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321 名前:源じいさんの竹トンボ 投稿日::03/05/01 14:51
思い出した、絵本じゃないけど
低学年向けの岩波かポプラの文庫本
「源じいさんの竹トンボ」

山深い田舎の小さな村。
小学生たちが懐いてる源じいさんがいる。
源じいさんは竹トンボ作りの名人で
子供たちはいつも竹とんぼ作りを教わってる。

源じいさんは竹トンボを作りながら、親の愚痴や
学校の愚痴をこぼしても、ぜんぶ優しく聞いてくれる。


322 名前:源じいさんの竹トンボ 投稿日::03/05/01 14:51
ボロボロの家を見て、
「源じいさん、一人で大変なら再婚しなよ」と
生意気な口を利いてもニコニコ笑ってる。

冬が来て雪が降って、山間の村は埋もれてしまう。
最初は学校に行かずに済むと喜んでいた子供たちも、
外に出ることもできない毎日に退屈してくる。

やがて春が来て雪が解けて。
やっと家の外に飛び出していける。
雪かきをしていると、源じいさんの家の前には
こんもりと雪が積もっている。

「源じいさん、雪が止んだの気づいてないな」
久しぶりに源じいさんの顔を覗こうと、雪をかきわけ
原じいさんの家まで足を伸ばす。


323 名前:源じいさんの竹トンボ 投稿日::03/05/01 14:51
戸口を叩いても返事がない。
気兼ねせずに戸口を開けると、薄暗い室内に
源じいさんが座っている。

家中のありったけのボロをかき集めて、
火の消えた囲炉裏の側で源じいさんは座ったまま
どんなに声をかけても振り向かない。

数日後、村の大人たちの手で源じいさんの葬式が出される。
子供たちはしょんぼりしたまま、源じいさんが
残してくれた竹トンボを手に取る。

冬の間、春が来たら子供たちに渡してやろうと
こつこつ作ってくれた竹トンボ。

みんなで竹トンボを飛ばしながら、ぽつりと呟く。
「源じいさん、お嫁さんもらってたら冬を越せたかもなあ」


324 名前:源じいさんの竹トンボ 投稿日::03/05/01 14:51
源じいさん、悪いことしてないのにいきなり死ぬなんて・゚・(ノД`)・゚・。
火がない囲炉裏の側で、ぼろをまとって震えていたと思うと・・・
石油ストーブ持っていってあげたかった・゚・(ノД`)・゚・。

 

源じいさんの竹とんぼ (1980年) (ポプラ社文庫)
源じいさんの竹とんぼ (1980年)
(ポプラ社文庫)
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