THE ビッグオー

761 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/09/13 07:51
ロボアニメのビッグオーって話。ある意味後味悪いかも。

40年前に何かが起きて住民の全てが記憶を失ったパラダイムシティってところで
ビッグオーという巨大ロボを操る交渉人ロジャーを主人公にした話なんだけど。
実はその町(というか世界が「設定された」ものであることがラストでわかる。
つまり一個の舞台なのだ。観客は誰か知らないけど(我々か?)。

住民は設定されたとおりに動き生きそして死ぬ。
ご丁寧にはるか上空雲の上には巨大な(一個当たり数百メートルサイズの)舞台照明が存在し
街自体が舞台であることを表している。
最後はラスボス戦時に世界をリセット再び繰り返す存在により全て消され、
ロジャーたちはまた1から演技(本人たちにその意識はあるまい)をはじめるという終わり方。
本編見ただけではわかりにくいが、俺なりに考えてみた結果、
誰もが幼少時に考えたことがあるであろう、
「この世界は実は作られた物で自分は作中人物の一人の虚構の存在なのではないか?
 なにか高次元の存在が自分達を見て楽しんでいるのではないか?
 自分達が2次元のアニメをみたり本を読んだりするように」
ということをアニメ化したかったのではないかと思うのだが、どうだろう?

ちなみにロボアニメとしてみたらかなり面白い作品です。ラストがわかりにくく
その性質上張られた伏線は解決されない(シナリオどうり、謎の組織も構成員も突如せめてくる怪獣も隕石も
全て場面を盛り上げるための小道具に過ぎず、それ以上の意味はもたない)のに目をつぶればかなり良作です。

 

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