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375 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/03 19:38
角川ホラー文庫の「恐怖館主人―異形博覧会〈2)」という小説の中の
「フルフェイス」という短編が後味悪い。

子供たちに夢を与える仕事、着ぐるみショーが舞台。
主人公は、「マッシュルーム皇帝」という、異様に顔の大きな王様のカブリモノを担当する沙耶。
彼女らの所属する事務所は、彼女たちのようなスペシャリストを探すプロだった。
そんなある日、着ぐるみショーにフルフェイスのヘルメットを被り、手に銃を持った男が乱入する。
次々と撃たれ、倒れる仲間たち。
惨事の中、観客の子供が犯人に捕まってしまう。
とらわれた子供を助けるため、沙耶はマッシュルーム皇帝に祈る。「犯人を倒す力をください」と。
すると、不思議な力が放出され、ヘルメット男の顔がヘルメットの中で爆発する。
犯人は死んだ。子供は無事だ

「大丈夫?」と子供に近寄る沙耶。しかし、子供は恐怖に顔を引きつらせて後ずさりする。
なぜ?助けてあげたのに。
ふと、足元を見ると、いつのまにかマッシュルーム皇帝の顔のカブリモノが焼け焦げて落ちていた。あの力のせいだろうか。
その横に、自分の影が伸びていた。
人間の体に、不自然なほど大きいマッシュルーム皇帝の顔のシルエット。
おかしい。マッシュルーム皇帝の顔は足元に落ちているじゃないか。
じゃあ、このシルエットはいったい・・・。


377 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/04 01:22
>375
良い事したのにアレな終わり方が後味悪いな。
そういう良い事をしたのに報われないっていうのはかなり鬱になる。
って今読み返したら
>彼女らの所属する事務所は、彼女たちのようなスペシャリストを探すプロだった。
ってあるけれど彼女はもともと顔が異形だったっていうオチなんだろうか?
わからなくなってきた。

383 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/04 13:44
>>375,377-378
きちんと書かれてないだけで、こんなにも後味の悪い思いが出来るなんて!
腹立たしいと供に、一本取られたって感じだ!

やるんなら正確にあらすじをまとめて。


384 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/04 14:06
>>383
頭大丈夫か?

386 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/04 22:57
>384
実際>375が書いたオチは原作とは違いすぎるので……。

387 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/04 23:26
>>386
ごめんなさい。記憶だけを頼りに書いたから・・・。
よかったら正確なオチと、その意味を教えてください。
気になっていろんな本屋行ってみたけど、もうないんですよ。

388 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/04 23:49
ちょっと忙しいのと、本が山の中なので正確な記述は出来ないのですが。

実は小説冒頭の休憩室のシーンで扮装を解かない者(沙耶の他に怪談好きな女の子がいた)は異形で、
扮装は衣装ではなく彼女達の姿そのままを模したものだった。
異形をそれと気付かせず、更に「よく出来た着ぐるみパフォーマー」の「スペシャリスト」として働いていたわけである。
伏線として、
・冒頭でなかなかマスクが取れない「私(沙耶)」がいらいらして
 「怒るとえらいことになる。この間も備品を壊してしまった」云々と回想するシーンがあり、
 そこで沙耶の感情の昂ぶりで発揮される力の存在を書いている。
・乱射シーンで怪談好き娘の扮装の筈の下半身に銃弾が当たっている描写で、
 その牧羊神のごとき下半身が生身であることを匂わせている。

で、男の乱入~頭の爆発までは>375のとおり
(祈ったわけではなく「力」を発揮できるよう念を凝らしたのだけど)。

足元に落ちていたのは、「人間が被っても安定するように詰め物がなされた巨大なキノコの被りもの」
ではなく「ぺらぺらのマスク」。つまり沙耶の頭の形は生来のものであることがわかる。
子供が怯えたのも沙耶の素顔……というより素の頭型を見てしまったためだった。

というところでわかっていただけるでしょうか?


389 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/05 07:47
へーおもろいね

 

恐怖館主人―異形博覧会〈2〉 (角川ホラー文庫)
恐怖館主人―異形博覧会〈2〉
(角川ホラー文庫)


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