レッド バイオリン

706 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/10/11 00:28:17
映画「レッド バイオリン」
ttp://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD31377/story.html

名機のバイオリンを巡る映画。十六世紀から続くバイオリンの「旅」。
様々な人の手を渡り歩いて人々を魅せ、さらには不幸にもさせる。

1681年、バイオリン作家が、妻を妊娠している最中にもバイオリンを作り続けている。
妻は出産前に占ってもらう。まぁ、良い結果は出なかったんだがそれが後々の物語に繋がってくる。
結局は子供は死産で、妻も死亡。そのあとに作家はバイオリンにニスを塗る。

初めは、山奥にある修道院の孤児(心臓に問題あり)で、
その修道院の人から「凄い子供がいる」と、町のオッサン音楽家に知らせが来る。
そのオッサンは一目で気に入り、町(貴族)の発表会に出そうと練習させる。
家計は火の車で、そのオッサンの妻はバイオリンを売りに出そうとするが、オッサンはそれを拒む。
子供が毎日バイオリンを抱いて寝ていると知って不気味がり、隔離して寝かせた。
したら病気が出て、また一緒に寝られるようになった。
まぁ、それから三週間ほど練習して、メトロノームの一番速いテンポで弾くことができるようになる。
それで発表会の時、貴族に「バイオリンを売ってくれ」と言われて、
上手く弾けば売られてしまうのではないかという心配からか、子供は緊張して心臓発作で死亡。
死体とバイオリンを修道院に送った。おっさんはバイオリンが欲しくて、それがどうなるのか訊いたが、
修道院はバイオリンと一緒に埋めることに決めたという。それでも未練たらしいオッサンは墓を掘り起こしてバイオリンを強奪。


707 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/10/11 00:29:02
その次(100年後ぐらい?)は、音楽家の敷地に入ったジプシーっぽい人が「レッドバイオリン」を手に、演奏していた。
その音色を気に入った音楽家は、彼らに「ここは漏れの敷地だぞ」といって
バイオリンを手に入れようとする。(ここら辺、曖昧。)
彼は作曲家と演奏家で、妻が居る。演奏会の当日の準備中に、楽屋でセックルをしながらバイオリンを弾く。

そして演奏の本番で、指揮者が始めようとしたのを中断させて、
彼は「ついさっき出来た新曲を発表する」と言って、指揮者が怒って帰った。
ところが新曲はバカウケで、会場は起立して大喝采。
そして彼の自宅で、妻は嫌々ながらも、彼とセックルをしながらバイオリンを弾く。
妻は作家らしく、その続きを書くために旅に出る。
彼はそれが気に入らないらしく、文通が途絶える。
妻が帰ってきて彼を見に行ったら、何と他の女とセックルしているのに気付いた。
怒った妻は一階で拳銃を取り、そして二階に上がって双方に銃口を向ける。
色々あって妻はバイオリンに銃口を向けて引き金を引く。
 (gooによれば彼は自殺したらしいが、良く覚えていない。)

そんで、中国の文化大革命で、体制側の女がどこかのオッサンにバイオリンを渡す。

現在の話としては、バイオリンが中国政府から出されるので、鑑定士が色々調査して、それが本物であると鑑定した。
鑑定士は、それ以前に確信をもっており、音楽家のオッサンがレッドバイオリンを
手にとって演奏しようとしたのを拒み、それが無理だったので本物を糞だといって買わないようにした。
それもが本物だったていうのもばれたが、気付かないオッサンも間抜けだな。

で、始めの孤児院と、その次の音楽家の財団と、
中国の体制側女の子供と、最後の音楽家のオッサンが、それぞれ競売に参加。

最後に音楽家のオッサンが競り落とすが、それが偽物だったていう落ち。
鑑定士が購入した贋作と本物をすり替えた。で、鑑定士が本物を自分の子供に渡す。
それからまた繰り返すのかな~とか思ったよ。長文・駄文すまん


722 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/10/11 16:16:01
>706-707

肝心のオチを忘れてるよ。
最初に職工が塗ってたニスは、死んだ奥さんの血を混ぜてあるんだよ。
だから"レッド"バイオリンなの。
職工の追慕の情が籠ったバイオリンなのさ。

死ぬ直前に奥さんはジブシーに自分を占ってもらう。
「あなたはこれから長い旅をするでしょう。・・・」で始まる
その占いの内容が、そのままバイオリンの遍歴になってるのだ。

文化大革命で破滅した音楽教師(屋根裏にずっとバイオリンをしまい込んでた)が死んで
バイオリンが出て来た事で、ジプシーの占いは全部成就した。
だから鑑定士がバイオリンを盗み出した時には、もうそれは不幸のバイオリンじゃなくなってるんだ。
鑑定士も車に敷かれかけたけど無事だったじゃない。

鑑定士はあのバイオリンを娘にあげちゃったけど、
もう普通の楽器として娘さんのいいパートナーになるんじゃないかな。
映画はそういうニュアンスで終わってた。

 

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