世間に知られるのが怖い

１

何年前かも忘れたんだが、二時間ドラマか何か。
刑事もので、主人公が藤田まことだったような違うような…。

連続殺人事件がおきる。
犯人は一見普通のオバちゃんなんだけど、
その被害者のうちの一人の女性が、どうもオバちゃんに殺される前に、
既に誰かに襲われて怪我をしていたらしいことがわかる。
しかもその被害者は人違いで殺されていた。
本当のターゲットは被害者の上の階に住む住人だった。

オバちゃんが捕まってヤレヤレ…人違い殺人のこともうやむやに…。
しかし主人公だけはしつこく捜査を進め、昔の事件に辿り着く。
自分の部下（以下、わかりやすくするために仮名「ヤス」と呼ぶ）の弟が、
人違い被害者を助けようとして殺されていた。
ヤスは弟の夢が警察官だったことから、弟の意思を継いで警察に入っていた。
人違い被害者がｲﾚｰﾌﾟされそうになり、それをヤス弟が助けたが、逆に相手に殺されてしまう。
しかも被害者はﾚｲｰﾌﾟされたことを世間に知られたくないため、被害を届けです、
ヤス弟の死は「若者のケンカ」ですまされてしまったいた。

オバちゃんが起こしている事件を捜査し、
関係者（被害者の上の階の住人）のところを訪ねて彼女と再会したヤス。
今からでも遅くない、弟の名誉のために犯人を訴えてくれと求めるヤス。
しかし彼女は「そんなことしたら世間中に私がされたことを知られる」と拒否。
ヤスは「おまえのために弟は死んだんだ！」と被害者を責め、
激昂した被害者が何かを振りまわしてヤスを追い出そうとする。
でもみ合ってヤスは彼女をぶん殴ってしまい、そこにオバちゃん登場。
ヤスは慌てて逃げ、その後彼女は人違いで殺される。
ヤスがその場に残っていれば彼女を助けられたし、
彼女が人違いだということもわかったはずだった…。

何故逃げた、何故黙っていた、という主人公の問いに、ヤスは
「世間に知られるのが怖かった…」と答える…。

オバちゃんの殺人も何かの復讐で、なんかもう因果がグルグル回りまくっていて、
見ていて非常に鬱なドラマだった。長文ｽﾏｿ