リベンジ・ゲーム(谷川哀)
-
725 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/01/11 02:09:12
- 「リベンジ・ゲーム」って小説読んだ人いる?かなり後味悪いんだけど・・・。
主人公は元甲子園優勝経験者のピッチャー。
現在の職業は母校の野球部の監督。
高校球児時代の回想と前後して話が展開する。
その高校には二人のエースがいた。一人は主人公。
もう一人は大橋。二人は同学年でライバル。
入部当時からものすごい才能を見せていたので、先輩から嫉妬を買い、
キチガイ的存在だった部長たちから強姦される。
そして二年生。甲子園の切符を手にした。
そうなればエースはどちらかという問題が発生する。
エースの番号を掴んだのは大橋だった。
そのことに激怒した主人公は自転車で帰る大橋を後ろからこっそりつけて、
交差点近くで猛スピードで近づき、蹴飛ばし、トラックへ突っ込ませた。
大橋は死亡。エースは主人公に。
この年は2回戦目で敗退したが、翌年全国制覇を成し遂げた。それと同時期に付き合っていた
彼女(マネージャー)の妊娠発覚。
そしてプロ入り確実といわれていたが、事故により、利き腕の人差し指を切断。
-
726 名前:725 投稿日:05/01/11 02:13:08
- とまあ、かなり拙い文章なんですが、この主人公最低な奴なんです。
自分で殺しておきながら、
試合が始まる前にベンチにある大橋の遺影に向かって黙祷したり
(自分が悲劇のヒーロー扱いや同情を集めるため)
キャッチャーエラーの腹いせにバッターの顔面めがけて投げつけたり
(その後すぐにバッターにかけより誠心誠意謝るふりをする)、
父親とも義母とも肉体関係を持っていたり。ただ、きちがいぽい元部長だけが主人公が大橋を殺したと確信している。
(大橋の葬式のときカマかけた)
色々な登場人物の視点から構成されるマルチサイトな物語です。
これからどんどんサイテーになっていきます。
人間の汚い所ばかりが出てくる話です。いいやつが一人もいません
。皆バッドエンドを迎えます。続きは要望があれば書かせていただきます。
-
729 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/01/11 04:14:49
- >725
タッチの柏葉みたいだな。
-
734 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/01/11 10:43:42
- ちゃんと読んでないけどこの小説って、
主人公の最低な行いが徐々に暴かれていって、
最後は結局、イヤな奴はみんな破滅を迎えるという因果応報のストーリーじゃん?いい話ではないが、後味悪いというのとはちょっと違う気がする。
きっと、あだち充の漫画とか読んで感動してる連中に対する皮肉のようなつもりで書いたんだろうな、作者。
-
736 名前:725 投稿日:05/01/11 11:13:05
- 続き
元部長(無職)は、主人公への嫉妬から、DVを繰り返す。
母親は逃亡。父親は最初からいない。全てを失った元部長は、
主人公を地獄へ落とすために、家へ電話をかける。
出たのは義母。脅迫をかけた結果、ホテルで会う約束をする。義母は、主人公が女を作っていたことに嫉妬を抱えており、
主人公の彼女をクロロホルムで眠らせホテルへ連れて行った。
義母は大橋が死んだ日、主人公の様子がおかしいことに気づき
疑念を抱いていたが、元部長の脅迫で確信に至った。
可愛い、愛しい、息子の邪魔をする元部長を、奪おうとする彼女を破滅させるため、ホテルへ向かった。
まず、元部長が部屋に入ってきたとたんに、頭を殴打し、気絶させ、ベッドに縛りつけ目隠しをする。
目がさめたら、主人公の彼女と無理やりセックスをさせる。
(この時に妊娠。実は主人公の子ではなかった)
その後元部長を殺害。死体を主人公に見せ愛を証明する。
それでも主人公との結婚を諦めなかった彼女を義母は主人公に彼女を殺せ、と言う。
煮え切らない主人公の態度に激怒した義母は主人公の人差し指を食いちぎる。(事故とはこのこと)
そのまま結婚した二人に当初いい感情を持ってなかった義母は
孫が生まれたとたんに、180度変わった。
主人公の子供ではなく、あの元部長の子供だったからだ。
-
737 名前:725 投稿日:05/01/11 11:49:03
- それから、主人公の父は孫に夢中だった。あれほど求めていた息子にも今は何の興味も示さない。
そんな夫に義母は怒り、夫を殺そう、と息子に持ちかける。
そしてその夜妻を実家に帰し、二人は主人公の父親を殺害した。
予定よりも早く帰ってきた主人公の妻はその現場を目撃してしまう。
三人で交わりながら舅罵詈雑言を浴びせながら痛めつける
夫と姑。終いには、自殺に見せかけ殺してしまった二人。
そんな二人についていけないと感じた妻は離婚を決意。
親権と養育費を裁判で手に入れる。夢も家庭をも失った主人公は既に半分狂人にになっていた。
彼の中にあるのは、夢だったプロ野球選手、その夢を与えた父親。
それを奪ったのは誰か?間違いなく彼の義母だ。
そう考え、主人公は義母を殺した。「夢を返せ!」とさけびながら。
その後、主人公は義母の死体とともに暮らすことになった。そして話は、現在へと移行する・・・。
-
743 名前:725 投稿日:05/01/11 19:00:09
- 20年後、彼は野球部の監督になっていた。
再び野球部の栄光を取り戻すために理事長が彼を呼び出した。
彼のチームは順調に勝ち進んでいき、甲子園に出場。
しかし彼の成功を妬む者がまた彼を邪魔する。
簡単に説明すると、元部長の名を使い、主人公をを脅迫する。
死んだはずの元部長がまた邪魔をしてくる・・・。
その脅迫は主人公の元妻までに及び、彼は妻子に会おうとする。
しかし元妻は、今息子を見られたら、家も慰謝料も失ってしまう。
そう思った彼女は息子と逃亡を企てるが、主人公に見つかってしまう。
主人公は半狂乱状態、しかも夜だったため、成長した息子を
元部長だと錯覚し、殺してしまう。
-
744 名前:725 投稿日:05/01/11 19:00:53
- その後甲子園優勝。学校で祝勝会が始まった。
フィルム鑑賞が始まった。
最初は普通の映像がスクリーンに映されるが、途中から映像が変わった。
それは主人公にとって驚愕の内容だった。
夕方、自転車にに乗っている高校生の映像だった。
その高校生は間違いなく20年前の主人公だった。
やがて前にいた高校生を彼がトラックに向かって蹴飛ばし、
そのもう一人の高校生はトラックへ突っ込み、無残な肉片へと変わっていった。
そのまま蹴飛ばした男の顔がアップで映し出される寸前で、映像はストップ。
異変に気づき止められたらしい。
そして彼はどよめく会場の中で犯人を見つける。
それはかつてのチームメイトだった。
逃げる犯人に追いつくが逃げられないこと悟った彼は自殺を図った。彼の前で飛び降りた。
そのまま死体になった彼に近づくが、いつの間にか警備員に囲まれていた。
どうにか脱出し、警官の銃を奪い、整形手術をし、逃亡を企てる。
その途中に彼は真犯人に出会い、そいつを銃殺。真犯人は元部長の母親。
どうやら彼女の息子が撮ったチームメイトとのホモ写真やチームメイトが
二人のエースに嫌がらせの証拠写真をネタに彼らを脅迫し操っていたらしい。
最後に主人公は母校の野球部の練習を見ながら心の中で
救いを求めて終わる。これで終わりです。見苦しい文章失礼しました。
-
745 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/01/11 20:20:34
- 作者は腐女子?W
-
750 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/01/12 00:21:21
- まぁ乙。
実際に読むと壮絶なんだろうなーというのは伝わったよ。