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304 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/02/07 19:59:51
呪いのシリーズという漫画があります。
憎い相手を自分の10年の寿命と引き換えに呪い殺してくれる呪術師・カイの物語です。
で、その話のキャラクターに夢使いというのが出てきまして。
一年の寿命と引き換えに、本物と寸分たがわぬリアルな夢を見せてくれるのです。

その夢使いのところに裕福な少女が訪れる。なに不自由ない生活をしてきただけに、
他人の苦労話を聞いてもピンとこず、このままでいいのかと不安になったという。
だから思いきり不幸な夢を見たいと夢使いに望んだ。夢使いはその要望を聞き入れ、
彼女に夢を見せることにした。そして夢の始まりの前に夢使いの使者は彼女に白い羽を渡した。
夢を終わりにしたい時はその白い羽を手に願えばいいと。
そして最悪の夢がスタートした。

意に沿わぬ縁談が持ちこまれ、それを断った直後、父は自殺、会社は倒産した。
債権者が家に押しかけ、信頼していた父の秘書は大金を持ち逃げした。
親戚はみなそっぽを向き、母子で小さなアパートに移り住むしかなかった。
彼女は高校を中退し働き始めたが、安いアルバイトしかなく不慣れな仕事につらい日々が続いた。
一緒に暮らす母親はいままでの贅沢な生活になれてしまっていたため、
金銭感覚がルーズで、働くことも家事をすることもせず、彼女のお荷物となっていた。
つらい夢の世界に、何度も中断しようか思った彼女だったが、
これは夢なのだからもう少し、とそのつらい日々に耐えていた。
しかし、ある日家に戻ると、しまっておいた羽を母が取り出しているところを目撃する。
思わず大声を出してしまった拍子に、母の手から羽が離れ、外に飛んでいってしまった。
あの羽がないと現実に戻れない。あせった彼女は必死になって探すがみつからない。
くたくたになって家に戻ると、当の母はケロリとしている。
現実世界に戻れず、このお荷物の母とずっと暮らしていくのか…。
そのことに絶望した彼女は母を衝動的に殺してしまう。
「さがさないとあの羽を…あの羽さえみつければ…みんな夢で終わるのよ。みんな…」


305 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/02/07 20:00:06
そして彼女は夢から覚める。羽をなくしたのにどうして戻れたのかと不思議そうな彼女に、
夢使いの使者はそうした方が効果があると思ったと言った。
「あの羽はいわば最後の希望。あの羽がある限りどんな不幸も乗り越えられる。
 希望をなくして、人は初めて本当の不幸、絶望の味を知るのだから」
よくわかった、夢で本当によかった、と涙する彼女。
この気持ちを大切にしようと、希望に満ちて朝食の席へと向かう。
しかし、彼女を待っていたのは、先ほど見た夢の最初と全く同じ調子で切り出された
意に沿わぬ縁談だった…。

この話は呪いのシリーズの番外編です。呪いのシリーズは憎い相手を呪い殺す、
という話の内容からして、後味悪い系の話も結構ありますが、自分は↑の話が
一番後味悪かったです。


307 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/02/07 20:41:34
>304
まとめうまいね。
呪いのシリーズは私も大好きなんだけど、
あの後味の悪さって、どっちかっていうと
「調子こいて寿命使いすぎてアボーン」とか
「勘違いで相手をアボーン、後で知って後悔」とか、自業自得系が多いよね。

同じ夢使いの話で、病弱で美しい女を妻にした初老の男が、
「既に死んだ妻は、いつも哀しそうな顔だった。
彼女を心から喜ばしたい、彼女の笑顔が見たい。そんな夢を見せて欲しい」
と頼み込み、7年だったかの寿命と引き返に、
「夢の中で考え、行動できる特別な」夢を見せる。
男性は夢の中で妻の笑顔のために、色々なことをする。
でも妻は心からの笑顔を見せない。
何度も何度も夢を見て、そのたびに失敗した男は夢使いから
「それなら、夢の中で奥さんに夢をプレゼントしては?
奥さんが病気のことや結婚のことを忘れ、心からしたいことをできるように」
とアドバイスを受ける。
男はそのとおりにし、成功する。
夢の中で妻は「最高の夢を見た」と満開の笑顔を浮かべたという。
しかし病弱な体は夢の負担に耐えられず、残り数年あった寿命が一週間で終わってしまった。

その夢の内容は、男性以外の男を選ぶ夢。
病弱な自分を抑えて達成できなかった恋を叶える夢だった。
そこに夫である男性はない。
彼女は数年あった寿命を1週間で恋の果実と一緒に貪りつくした、
ある意味傲慢で貪欲な女だった。
夢使いはそんなことを思いながら、妻を喜ばせたことを喜ぶ男性を見送る。
「そんな話をわざわざ 老 い 先 短 い 老人に教える必要はない」


308 名前:307 投稿日:05/02/07 20:45:11
あ、これだとちょっと意味不明だな。
初老の男性はそれまでの夢で、寿命をかなり消費していたのと、
「もし残りの寿命が7年に満たなかったら、次の日に死ぬ」
という設定があるので、
この男性は最後の夢で寿命が使い尽くした…という含み。
そこまでして喜ばした妻は、他の男の子としか考えていない、と。

309 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/02/07 20:59:48
>>307
後味悪いか?
つかその展開だったら当然の流れとオモ。
そらー何でも思い通りになる夢を見れるとなれば、
現実にはできない事をあれこれやるのは当たり前だ。
何でも好きに出来ると聞いて、旦那を殺して遺産で豪遊、
過去の男と結婚しなおし、なんて夢を見ないだけ出来た嫁だと思うが。

310 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/02/07 21:39:32
>>307
後味悪いってより切ない話だなぁ、と思た。
夢の内容教えてたらまた違うのだろうけど。

314 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/02/08 07:47:52
でも旦那が頑張ってみせてる相手はあくまで夢の中の妻だからねえ。
本物の妻に罪はないよなあ

後味悪い
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