ジョニーは戦場へ行った
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178 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/08/18(木) 04:08:24
- 後味の悪い話、というと「ジョニーは戦争へ行った」を思い出す。
うろ覚えなんで、間違ってたらすんまそ第一次世界大戦の頃の話。ジョーという、アメリカ人青年が戦争に出征する。
戦争中に爆撃され、ジョーは死んでもおかしくないくらいの傷を負う。
手足を失い、顔面がえぐられ、ジョーはただ横たわることしかできなくなってしまった。
医者はすでに彼の意識はないと判断し、軍は今後の医療研究のため、ジョーを生かし続ける事を決定する。
だが実際、ジョーの意識はまだあった。それを伝えたくとも、伝える手段がなかっただけなのだ。
最初は自分がどこにいるのか、どんな状況に置かれているのか分からず混乱していたが、
次第に自分の手足や顔の大部分がなくなっていることを理解し始める。
恐怖や怒りの為に、心の中でどんなに絶叫しようとも、それは誰にも伝わらない。
ジョーは、戦争に行く前の事を思い出し始める。
思い出の中で、以前自分を取り巻いていたものがどんなに大切で素晴らしいものであったかを、ジョーは知る。
現実では、ジョーは触感でしか情報を得ることが出来ず、ずっと暗闇の世界に閉じ込められている状態である。
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179 名前:178続き 投稿日:2005/08/18(木) 04:09:22
- ジョーの世話は看護婦がしているのだが、そのうちの一人がジョーに同情し、とても献身的にジョーを介護してくれる。
ジョーは、その優しい看護婦の存在に救いを見出す。
クリスマスになり、その看護婦がジョーの胸に「メリー・クリスマス」と書いたことで、
やっとジョーは時間を手に入れることが出来る。
自分の意思を伝える、唯一の方法をジョーは思いつく。モールス信号である。
ジョーは、頭で枕をたたき、看護婦に何とかメッセージを伝えようとする。
看護婦は、これがジョーからのメッセージであることに気付き、軍に報告する。
ここではじめて、軍はまだジョーに意識があるのだという事を知る。
モールス信号で会話し、ジョーは「殺してくれ」と頼むが、軍はそれを聞き入れない。
それどころか、ジョーに意識があるということを隠蔽しようとする。
見かねた看護婦が、こっそりジョーの呼吸のチューブを折り、ジョーの願いをかなえてやろうとする。
しかし、もう少しで死ねるというところで軍の人に見つかり、
看護婦は担当を外され、ジョーは部屋を倉庫のような所に変えられてしまう。
ジョーの声を聞いてくれる人は、もう誰もいない。
ジョーは真っ暗な部屋で、一人叫び続ける。
『SOS、誰か助けて、SOS、誰か助けて…』まとまってなくて、申し訳ない。色々勘違いしてるかも…orz
最後のジョーの『SOS』の叫びが忘れられない。
この映画見ると、戦争嫌だって心底思う。
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180 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/08/18(木) 04:38:01
- >>178
GJ
それにしても、ジョニーが出てこないぞw
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196 名前:178 投稿日:2005/08/18(木) 14:58:46
- タイトル間違えた…正しくは、『ジョニーは戦場へ行った』です orz
あとタイトルではジョニーですが、確か映画の中ではジョーと呼ばれてた気がしたので、ジョーにしました。
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200 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/08/18(木) 15:34:26
- >>178
確か当時、若者を戦争にかりたてるスローガンとして
「ジョニーよ、戦場へ行け!」という言葉が実際に使われていて、
あの作品タイトルはソレを揶揄したものなんだよね。
だから、主人公はわざと何となく近いネーネングにして、
そのものズバリは使わなかったのかも知れない。笑いをとっちゃいそうだし。
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205 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/08/18(木) 15:53:06
- >>178
「ジョニーは戦場へ行った」って、
確か軍部が会いに来た時に、主人公がモールス信号で、
「僕の姿をみんなに見せろ。カーニバルに出せ。真実を伝えろ」
って連打する所があるよね。
幼稚園くらいの時にテレビでやったのを親と見たんだが、恐くて泣いたよ。
脳は健康な主人公のモノローグが、ずっと流れ続けてるのも恐かった。
後で原作読んで、結末が別に改竄などされてないのにも感動した。