死神の惑星(明智抄)

422 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/09/05(月) 20:51:03
もう一つコピペ(死神の惑星より)
ttp://www.tinami.com/x/girlscomic/akechi-sho/page2.html

小惑星のガス事故により死亡した母体から取り出されたベスは、
一命をとりとめ培養層の中で生かされる。
最新の医療のおかげで培養層から出たものの、生命維持装置に繋がれたまま
「見ることと聞くことと考えること」の三つのことしか出来ない全身不随のベスに
やがて奇蹟が起こり、動けるようになる。ベスはもう歩くことができ、
湿気の含んだ午後の風を感じることができ、大声を出すことができるのだ。

17歳になったベスは美しい少女に成長し、デューンという金髪の青年に出会い
今までにない感情を経験する。医務室の職員からそれは「恋」というものだと教わったベスは、
早速「あなたに恋をしたらしいんだけど、どうすればいい?」とデューンに尋ねる。


423 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/09/05(月) 20:51:50
「忘れたらいいんじゃないかな」と冷たく言い放つデューン。
するとその目の前でベスはいきなりぶっ倒れる。
「忘れろといわれ、世界が壊れるかと思った」と言うベスの姿に、
デューンはノイローゼである自分の母親を重ね合わせ、激しい嫌悪を示す。
「二度と…俺につきまとうな…!」と拒絶されたベス。

いわゆる“最大公約数の少女漫画”では、ここでヒロインは
失恋の悲しみにあけくれるはずである。
しかし「ショックだったでしょ?」と友人に問われたベスは、
「あの人はわたしのことを『おぼえた』のよ。事態は進展したと思うわ」と、
不敵な笑みを浮かべるのだった。


424 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/09/05(月) 20:53:02
それからもベスは自分の感情のおもむくままに、ほとんどストーカーともいえる行為を続け、
無条件の陽性のストロークをもってデューンに接する。
次第に心を開き、ベスの存在を必要としはじめるデューン。
一方、「安易に手に入るものは宝物って気がしない」ベスは、
「簡単」で「つまらない」デューンを退屈に感じる。
そして「あの人は、わたしの探してる人じゃなかったんだ…!」と勝手な確信をし、
「もうあなたとは会わないわ。時間のムダだから」と一方的な別れを告げる。

デューンのことはすっかり忘れ、「見ることと聞くことと考えること」以外の体験を通じて、
世界のあらゆるものに感動できる生活をおくるベス。
その後、デューンが自殺を図ったと彼の元ガールフレンドから知らされ、
それはベスの「時間のムダ」だという発言によるものだと責められる。

するとベスはこう言うのだ。「だってわたし、ホントに忙しいんだもの。
それに、それが理由ならそれはデューンがおかしいわ。
デューンが必要かどうかを決めるのはデューン自身だもの。
彼は何かポイントのずれた判断をしたんじゃない?」

 

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死神の惑星 2 (アイズコミックス)
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