ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その32 » 悪魔の花嫁/タロットは知っている(あしべゆうほ)

583 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/09/08(木) 18:02:28
悪魔の花嫁って、美醜にまつわるイヤ~な話満載だね。
主人公の前世=ヴィーナスに始まって、大方は、
美しい主人公美奈子に嫉妬した脇役美少女が暴走・自滅する話で。

久々に引っ張り出してみたらこんなのもあった。

「タロットは知っている」
美奈子の高校の事務員・大場秋子は地味な女。
「売れ残り」と陰口される秋子を慰めるように、
美奈子は安アパートの大場宅へ。
タロットの得意な秋子に占ってもらっている最中、
同居している秋子の妹、華麗な美女・春子が荷物を取りに来た。
これから結婚、ハネムーンだとはしゃいで出て行く春子。
それを尻目に、「明るく、誰からも好かれた妹に比べ地味な私…」
と沈む秋子。美奈子も帰った。

そこに、春子の忘れていった帽子を取りに、春子の相手、
文無しミュージシャンの和也が現れる。
春子の幸せを妬む秋子は、和也を引きとめ、占ってやる。
自分の都合よく結果をねじ曲げ、「春子との愛は終わりが近い。
婚期を逃した年上の女と結婚すれば、身近な人から莫大な遺産が
手に入るだろう」とだます。
金と成功に目がくらみ、秋子の元に留まる和也。

二ヵ月後。街の片隅でタロットの露店を出す秋子。客は寄らない。
当然どこからも遺産など入らず、和也に罵られる日々。
そこへデイモスが。恋占いを勧める秋子に、冷たく怒るデイモス。
「おまえはは占いを冒涜した、だが悪魔が見届けたからには
(莫大な金が入るという)占いは成就されるだろう」と告げ、去る。


584 名前:続き 投稿日:2005/09/08(木) 18:03:39
「お金さえ入れば和也と幸せになれる」と喜び家路につく途中、
車にはねらる秋子。顔はズタズタ。
入院先に花を届けに来た加害者に、1億の慰謝料を請求する和也。
退院後、鏡を見ようとする秋子に、「一生鏡を見る必要は無い」
と、秋子のスカーフを取りつつ振り向かせる。
ラブラブかと思いきや、そのままスカーフで首を絞める和也。
息絶えながら、「身近な人の遺産とは…私のことだった…」
と合点がゆく秋子…

熱狂したファンとステージ上の和也。
和也の投げた薔薇を手にほくそえむのは春子。「ふふ…和也
あなたは金持ちになり 成功して 私のところへ戻ってきた」

自殺に見せかけようと、梁にぶら下げられた秋子の死体の前へ
現れるデイモス。「タロットの示したとおりに 人生も終わったな
そして邪悪…破滅…罠…それがいつの世でもわたしの役どころ…」
THE DEVILのカードを手に、不敵な笑みを浮かべるデイモス…

             終

美人は華麗な破滅か時に成功、地味な人には地味な破滅のみ…

 

悪魔の花嫁 9 (プリンセスコミックス)
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