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430 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/09/23(金) 00:21:08
病気ネタと、タイトル失念で思い出した。確か星新一だったと思うけど、
ある年老いた大富豪が、不治の病に侵されている。
彼には、美人で若い奥さん。だが遺産の事しか頭にない。
富豪は妻を本心から愛していた。いつも飲んでいる粉薬があり、彼はいつも
「お前のために」と妻に言いつつ服用する。妻は、
「これを飲んでまだまだ生きるよ、お前のために」と解釈し、ケッとか思っている。
ある時、妻は調味料とか混ぜて、その薬とほとんど同じ味の粉末を作ることに成功。
これを騙して飲ませとけば、病気は進行し、早く死ぬだろうと企む。
間もなく、富豪はめでたくあぼん。妻は嘘泣きをしながら大喜び。
その後、主治医とあいさつ。医者も「彼はあなたのために薬を飲んでいた」と言う。
実はすでに富豪の病気は手遅れで、何をしても近々に死ぬ状態だった。
彼からは常に病原菌が飛び散っており、薬はそれを抑えるもの。
富豪は愛する妻に感染させまいと、毎日無理してを薬を飲んでいたのだ。
何しろ恐ろしい病気で、感染すれば早々に100%死んでしまうのだから。
「でも、あなたは安心ですよ。彼は死ぬまで薬をちゃんと飲んでいた」
と去っていく医者。後には、頭パニックで蒼白になった妻…。

 

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