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901 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/09/30(金) 00:22:57
今から3,4年前の話。
町外れにある小さなレストランへ、おかんとお昼を食べに行った。
注文した品が運ばれて来た頃、隣のテーブルに、幼い兄妹を連れた若夫婦が来る。
若夫婦といっても、所謂DQNではなく、30前後の普通の人達。
子どもの身なりもこざっぱりしていて、生活にくたびれた感じはなかったと思う。
で、この家族。席に着いた途端、お兄ちゃんの方がしゃべるしゃべる。
ずっと口を閉じない。
けど、奇声を発するとか暴言を吐くとかではなく、ごく普通の内容。
多少うるさいが、可愛いと思ったのを覚えている。
親を気遣うようなこと(僕のラーメン分けてあげる!とか)を言ってたしね。
お兄ちゃんに比べたら口数は少ないけれど、妹もおしゃまな感じがして、
幸せそうに見えた。
親がぼそぼそとした感じなのが対照的だったけれど。

その後、私たち母娘の方が先に食べ終わり、店外へ。
早速、「元気な男の子だったね」とおかんに言ったら、
おかんが凄く嫌な顔をした。
そして、「何で産んだんだ」と言った。
「愛せないなら産むな。そんなに女の子が欲しかったのか!」とも。
呆然とする私に、「気付かなかったの?」と言って、説明してくれた。


902 名前:901 投稿日:2005/09/30(金) 00:24:12
曰く、あの両親、上の子(お兄ちゃん)を完全に無視していたそうだ。
そう言われれば、あのお兄ちゃんのおしゃべりは、かなり反復を含んでいた。
例えばこんな感じ。
「お母さん、僕のラーメン分けてあげるね!」
「僕のラーメン分けてあげる!」
「僕のラーメンあげるよ!」
「ラーメンあげるから!」
お母さんが無視するからこそ、繰り返すんだよね。
そう気付いたら、次から次へと思い当たった。

どんなに話し掛けられても、息子の方は一瞥もしないくせに、
娘(妹)が一言言っただけで満面の笑みを見せた母親。

店員を呼びに行くよう命じられたものの戸惑う息子に対し、
妹が兄の脇をすり抜けて先に店員を呼んできたときの、
娘を褒めそやし、息子を鼻で笑った父親…などなど。

分け隔て無く育てられた(らしい)おかんにとっては、
平等に子を愛せない親が不思議&腹立たしかったようで、
かなりプリプリしていた。

その場で気付かず、あまつさえ目を細めたりしていた自分に後味悪い。
でも、時々思う。
あの男の子はどうしているか、と。
愛されていないと気付いてからの、その後を思うとやりきれない。


後味悪い
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