さらば、山のカモメよ(丸山健二)

677 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/15(火) 15:21:31
丸山健二の「さらば、山のカモメよ」が後味悪い。

主人公は都会育ちのヨウさん。

ヨウさんはひょんなことから田舎娘に一目惚れ。
周囲は反対するがヨウさんの決意は固く、婿養子という条件にもめげず婿入り。
ところが都会育ちのヨウさんには長野の田舎暮らしはなじめず、
ワーゲンに乗れば外車に乗った穀潰しだと言われ、
ウエットスーツで池にもぐったら飛び込み自殺したと言われ、周囲と軋轢が絶えない。
周囲はヨウさんを嫌うが、作家という特殊な仕事を生業にしている丸山健二だけはヨウさんと友達になる。
そんなある日、ヨウさんはメンズシヨップを経営する。
田舎にはない都会風のメンズシヨップで、これが意外と大当たり。
田舎の若者は田舎にはない都会の空気を強く感じる。
ヨウさんはそんな若者のニーズを敏感に察知して、店の前でスケボーをしたり、
ルアーで釣りをしたりと田舎の若者たちのあこがれとなる。
それからヨウさんの暮らしぶりがだんだんと派手になっていく。

ところが店の開店資金や派手な生活レベルが問題になる。
自分の親の財産を開店資金にして母親を老人ホームに入れたヨウさん。
そのことが発覚し、丸山健二を含め周囲はヨウさんから離れていく。
ヨウさんは周囲が口を聞かなくなったのを察知して生活レベルを落とすのだが、田舎は噂が広まるのは早い。
ヨウさんは苦慮するのだが、もともと人口の少ない田舎では
変わり者扱いされるとなかなかまともに相手してもらえない(らしい)。
そんな中ヨウさんはある日、突然死する。
過労らしいが、原因は不明。
丸山健二は田舎暮らしの唯一の友人を失ったことに激しく後悔する。

田舎では少しでも変わったことをやったら激しく嫌われるようです。
俺は多少、物が安くとも田舎には住みたくないな。


678 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/15(火) 15:31:02
>>677
田舎ではよくある話。
成功者を全力で引きずりおろすのがデフォです。

683 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/15(火) 15:58:55
大町のほうらしいです。
ちなみにこの本の刊行は20年くらい前です。

 

さらば、山のカモメよ (1981年)
さらば、山のカモメよ