緋色のマドモアゼル(曽祢まさこ)
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714 名前:1/2 投稿日:2005/11/16(水) 00:41:59
- 20年以上前の「なかよし」(か「ちゃお」)の漫画。
金持ちの一人娘でわがままいっぱいに育てられた主人公。
育ちは貧しいが、学業優秀で誠実な青年と恋に落ち、婚約。
その直後から妙な手紙が届き始める。
「自分のしたことを忘れるな。」「お前に幸せになる資格はない。」etc
彼女は自分の半生を振り返る。
気の弱い男を手ひどく振って自殺に追いやったこと。
自動車の運転を練習中、少女を轢いてしまったこと。いずれも父親が金でもみけした。
もっと幼いときには、たまたま街で見かけた犬を飼い主の少年から無理矢理(札束で)
取り上げたことも。結局その犬は彼女に懐かず(手荒く扱ったため)噛み付いて
しまったため、殺されることになった。脅迫めいた手紙は続き、ついに「今夜○時、○○で会おう。」という手紙が届く。
彼女はバッグに札束と小型の拳銃を忍ばせて指定の場所に向かう。
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715 名前:2/2 投稿日:2005/11/16(水) 00:42:25
- 現れたのはなんと婚約者の青年だった。
彼は実は彼女がかつて取り上げた犬の飼い主だった。
彼女の評判があまり芳しくないことに気づき、身辺を調べている
うちにその事実に行き着いたのだった。
「僕を信じて(脅迫状のことを)打ち明けてくれたなら、
こんな風に呼び出したりはしなかったのに。」
と言う青年。あまりのことに崩れ落ちる彼女。青年は彼女が取り落としたバッグを拾ってやり、
落とした拍子に口金が開いてしまったバッグの中を見てしまい激怒する。
「これはなんだ!金と力だ!君が生きてきた人生そのものだ。」
そして彼女に背を向け去っていく。
「違う、あなたを失いたくないと思ったからこそ…。」と泣き崩れるところで
終わり。いや、確かに青年と出会う前の女は傲慢でヤな奴なんだけどさ…。
自分の過去のドキュ行為を反省し、彼にだけは知られたくないと思いつめた
女心もわからんではないわけで。そのすれ違いがなんともやるせない。
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716 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 00:50:04
- むしろ後味イイ!
男ができたからって反省してすむ過去のDQNっぷりじゃないと思う。未成年殺人犯だって、更正なんかさせずに断罪したほうがすっきりだ。
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750 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 11:15:08
- >>714>>715
曽根まさこの『緋色のマドモアゼル』だと思う。
『私が死んだ夜』のコミックスに収録されてたような・・・
ヒロインはそんなに極悪非道な性格なわけではなく、
悪気は無いんだけど周りを不幸にしてしまうタイプ。
彼に出会って、これからは誠実に生きようと
決心した矢先だったのでチトかわいそうだった。