おとうさんのすることはいつもよし

721 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 01:44:10
昨日の朝、たまたまテレビをつけたら子供向け番組をやっていた。
白い猫キャラ(たしかキティのボーイフレンド)と別なのが会話している。
その内容は、ある男が牛を連れていたが、
それを鶏と取り替え、最後には腐ったリンゴと取り替えてしまった。

白猫「牛が腐ったリンゴになったんじゃ、その人の奥さんさぞかし怒ったろう」
別なの「いや、それが怒らなかったんだ」
白猫「どうして?」
別なの「奥さんは、ウチの旦那さんの考えることはすべていいこと、っていったんだよ」
(ウロだけどだいたいこんな感じ)

そこでおしまい。なにこれ?
つまらない若手芸人のようなやりとりも言うに及ばず、なんの落ちもなく後味悪い。
どことなくスパゲッティナポリタン話のテイスト。
無理矢理考えると、阿呆の旦那にでも夫唱婦随しろみたいな後味の悪い教訓話。
ひとつぶで二度後味悪い。


732 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 03:25:33
>>721
それはグリム童話にあるお話だと思う。本物の方は案外、後味悪くない感動物。
最初は結構価値のある物を持っているのに、どんどんつまらない物と交換していって
最後にはなくなってしまうんだけど、常に本人は満足していてとても幸せなんだよね。
旦那の方は「うちのかかあはこういう物を欲しいって言ってたな。
これを持って帰ったらどんなに喜ぶだろう!」って交換していく。
奥さんの方は「それは素敵!あんたのする事はいつも間違いはないわね!」って受け止める。
最後に「・・・でなくなっちゃったんだよ。」って話しても、
「なくなってせいせいしたわ!あんたのする事は(ry」で終わる。すごい幸せ夫婦。
落ちって言うか教訓は「人間の幸せってこういう物だ」って感じかな。

グリム童話の第1話で人気の高い「しあわせなハンス」も同じパターンのお話。
なんてバカな奴と思って笑って読んでいくうちに、
「何があっても良い面を見て、常に「自分は何て幸せなんだ」って喜びと感謝に溢れていられる。
 そしてそんなバカな事にも全肯定してくれる相手がいる。確かにこの人は完全に幸せだし、
 こういう所が多少はないとどんなに良い物を持っていても幸せじゃないんだ」って
考えさせられる、元は一粒で二度おいしいお話だったんだよ。


734 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 04:08:20
「キティズパラダイス」の録画見直したら
タイトルは「おとうさんのすることはいつもよし」、
キャラクター名は「イギリスのひと」だった。
グリムってドイツでしょ。
ドイツ人には、イギリス人はそんな感じなのかな?

735 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 04:26:42
ついでに、このナビゲーターのディアダニエルという白猫は、
以前はカメラマンになると言ってアフリカに行ったくせに、
いつの間にかアメリカでダンサーになってた言動不一致の奴だ。
ついでにパス入れには、キティと双子の妹のミミィの両方の写真を入れてやがるのだ。
こんな奴に国民的美少女ヌコの彼氏の座が許されてると思うと後味悪い。
本来キティはスポーツマンがタイプで、その昔にはキャプテンジムという
スポーツ万能の彼氏がいたのだ。抹殺されて可哀想だ。
隠れキティファンなので明け方にハイになってしまったが、ダニエルひと口知識でした。

736 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 04:45:31
ダニエルという存在自体が後味悪かったのかw

737 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 06:15:56
キティの飼ってるペットが猫とハムスターというのも後味悪い

738 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 06:26:39
キティの飼ってる猫とハムが、
ダニエルとキティの父からのプレゼントというのも後味悪い。
ミミィにはー? 誕生日も同じ、うり二つの妹なのに…
グレもしないで、家庭的で優しく育ったミミィは偉いと思う。

749 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 09:50:57
>721
>732
自分が小学生の時に給食の時間に聞いていた放送だと
アレンジしてあるみたいで、

最初は普通に小麦か何かを家から持ってって、
わらしべ長者みたいにだんだん良い物に変わっていき
確か牛一頭と交換までいくんだけど、最後に牛と腐ったリンゴを交換してしまう。
(リンゴと交換するのは何か理由があるんだけど忘れた)
それを見ていた金持ちボンボンみたいな人が
「牛と腐ったリンゴと交換しちまうなんてバカだなぁ。」
と言うのだけど、おじいさんは
「ばあさんは、いつも俺がしたことは正しいって言ってくれる。」
と言う。
すると、その人が「牛と腐ったリンゴを交換して正しいなんて
言ってくれる訳が無い。もし本当だったら樽いっぱいの金貨をやるよ。」
とバカにする。
そしておじいさんが家に帰って今までの経緯を話し始め
「それで腐ったリンゴになったんだ。」
というと、おばあさんは
「おじいさんはいつも正しいことをするねぇ。」という。
そして樽いっぱいの金貨を手に入れた。
腐ったリンゴが金貨になったという話。