ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その37 » 茄子(黒田硫黄)

921 名前:黒田硫黄「茄子」東都早物喰い 1/3 投稿日:2005/12/09(金) 22:32:01
本国から江戸へ出仕してきた侍(主人公)は、
江戸に着くなり家老から茄子の早物を手に入れるよう命じられる。
(茄子の初物を食べると寿命が延びるとされており、当時は茄子の販売時期は5月から、という制限があった)
とりあえず江戸の八百屋をあたる主人公だが、
侍が法度を破るのか、と八百屋とちょっとした揉め事になってしまう。
そこへチンピラとその舎弟があらわれ、その場をおさめる。
ことの次第を話す侍。
チンピラたちは江戸から少し離れた農家に心当たりがあるというので、そこへ向かうことに。
侍の顔が知られてはまずいということで、
道中侍はチンピラたちが持っていた天狗のお面をかぶることになる。
そして無事茄子を手に入れた一行は祝いに吉原へ繰り出して行く。
そこでチンピラの知り合いの同心に出くわし、ふとしたことから茄子を持っていることがばれてしまう。
同心にとがめられる一行だが、侍は自分はどこそこから出仕してきた者なので
詳しい話は役所で、と切り出す。
役所へ行く途中、人気のない土手に差し掛かったところで侍が後ろからいきなり同心を斬りつける。
斬られた同心は川の中へ転げ落ちる。
チンピラたちはどうして斬ったのか、と問うが、侍は冷静に面倒になりそうだったから、と答える。
そして斬ってしまったものは仕方がないので、とりあえず逃げよう、と。
解散する一行。

922 名前:黒田硫黄「茄子」東都早物喰い 2/3 投稿日:2005/12/09(金) 22:32:41
次の日。
チンピラが家に帰って戸を開けると、そこには死んだと思っていた同心がいた。
同心は生きてはいたが片足を失ったのでチンピラの妻から手当てを受けていた。
同心が言うには後ろから斬られ反撃できなかったのでこの件が上に知られれば士道不覚悟で切腹だ、
どうせ死ぬなら斬りあって死にたい、と。
そしてあの天狗のお面をかぶった侍がどこの者かとせまる同心。
その後、侍の役所に天狗の侍宛てに同心からの果たし状が届く。
このことから殿様に昨日の一件が知られてしまう。
殿はその侍を切腹にしろ、と憤るが、家老たちはとりあえず果し合いをさせて、
あとは浪人同士の切りあいと奉行所に届けて当家は知らぬ存ぜぬで通しましょう、とおさめ、その意見が通る。
当の侍は生身の人を斬った、ということで同僚たちから羨望されていた。

923 名前:黒田硫黄「茄子」東都早物喰い 3/3 投稿日:2005/12/09(金) 22:33:30
そして果し合いの日。
死に装束を身にまとって待ち受ける同心の前に天狗の面をかぶった侍があらわれる。
同心は意気揚々と名乗りを上げ、侍にも名乗るよう言うが、侍は答えない。
名乗らせることをあきらめた同心、そしていざ勝負、
というところで同心の後ろから天狗の面をかぶった同僚たちが
自分たちにも斬らせろ、と次々に同心に斬りかかる。
多勢に無勢であえなく倒れる同心。そしてそれを見下ろす侍たち。
ところ変わって、チンピラの家。チンピラの妻と舎弟が話している。
チンピラは江戸を離れて実家に帰ったとのこと。
「俺、侍が怖くなったよ」
「何いってんだい、侍が怖くて江戸でやっていけるかい」
で、終わり。

絵がないと後味悪いというよりわけのわからない話かもしれんね。

 

新装版 茄子 上 (アフタヌーンKC)
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新装版 茄子 下 (アフタヌーンKC)
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